【風・雲雀】philemaphobia2【ディーノ】リク募集中 (ページ18)

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絶対的な信頼ページ18

どうやら調査に出ていたフゥ太やビアンキも帰ってきたみたいで賑やかになったみたいだけど恭ちゃんうるさいのが嫌いだから財団の方に帰っちゃった。

『ちょっと、待ってよー』

雲「君は向こうにいてもいいんだよ？」

『だって恭弥のそばを離れるなって言われてるもん』

雲「あの人が？？」

『うん、そうだよ』

雲「ふぅん･･･それって信用され過ぎてないかい？(ぎゅっ」

『なにが？』

雲「このままあの人から奪うことだって出来るし、キスすることだってできるよ･･･？」

ぎゅっと抱き寄せられて顔が近くなる位置でわざと喋ってる。あの人への挑発のつもりか･･･それとも絶対的すぎる信頼にイラッとしたのか･･･多分両方だろうね。

それにボンゴレはともかくとして財団の方には全くと言っていいほど女性はいない。そもそも基盤が風紀委員会の時点でご察知いただけると思うけど女性がやっていけるような場所じゃない。

そもそもあの人も私がここにいることは知ってるしこっちに泊まり込んでる事も多いからぶっちゃけ草壁さんがいないときはだだっ広い屋敷でひとつ屋根の下といっても間違いじゃない。

そのうえ信頼してるから恭弥のそばを離れるななんて、信頼しすぎてるにも程がある･･･それは私にもよーく分かるし、私、自分で自分守れるんだからね！って反発もしたけど却下された。

『嘘。出来ないくせに･･･』

雲「･･･ん？」

『恭ちゃんはしないよ。私が泣くようなことしないでくれるから･･･あの人が悲しむようなことしないでくれるから』

雲「前者はともかく後者は納得できないな」

『じゃあ、あの人から私の心を奪うことなんてできないこと恭ちゃんは知ってるからしないんじゃない？』

雲「はぁ･･･4年以上経ってるのにまだそんなに好きなの？」

『もちろん。きっと歳を重ねる毎にもっと好きになるんじゃないかな』

雲「なら家出なんてやめたら？」

『嫌よ！家でも仕事でもなんて束縛されたらうんざりしちゃうわ！』

雲「訳分からないんだけど･･･」

『まぁ、いいじゃない！それにしても計画うまくいくのかな･･･』

雲「やるしか方法ないみたいだから仕方ないんじゃない？」

『そうよね。あ、お茶でも淹れようか』

雲「うん」

『さっき草壁さんがね、新しいお茶菓子とお茶買ってきてくれたって。楽しみだねー』

あの人のこと言えないな。信頼しすぎてるのは私も同じみたいだ。