【風・雲雀】philemaphobia2【ディーノ】リク募集中 (ページ11)

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我がファミリーの姫君ページ11

『リーオーネールー！！(イライラ』

やはりホテルに着くと姫が仁王立ちしていました。

リ「どうしました？姫…うまくいきましたか？」

『……あ…うん…』

リ「姫…？」

『やっぱり何でもない。次から押し付けるなよ、絶対行かないからな…』

リ「以後気をつけます」

思いっきり攻撃されるかと思ったら何一つ喰らいませんでした。それどころか…想像以上に姫にとってよくないことだったのか微妙に凹んでましたよね…？

リ「ロマーリオ、何かあったんですか？」

ロ「いや？姫はあの調子だが坊ちゃんの方はうまく話が進みそうだぜ。姫もそのうち美人な姉さんが出来たって喜ぶだろうし、大丈夫じゃないか？」

リ「ちょ…もしかして…美人のお姉ちゃんが出来るから良かったなとか言っちゃった感じですか？」

ロ「？…そうだがどうした？」

リ「ダメですよ！！ロマーリオ…姫、気づいてないけどあの子ずっと坊ちゃんのこと好きだったんですから…あーもう…せっかく気づかせるいいチャンスだったと思ったのに…あんなに落ち込んで…」

ロ「え？姫が？それはないぜ…リオネル」

リ「はぁ…姫も気づいてないんですよ。…でもさっきの姫の態度見たでしょう？ホントはうまくいって嬉しいはずなのに喜べなくて困ってたんですよ…落ち込んじゃいましたけど」

ロ「姫がねぇ…でも流石に兄妹だし一応戸籍で男だし…8も離れてるのはちょっとアレじゃないか？坊ちゃんロリコンってことに…」

リ「そうですけど…お見合いなんてして欲しくないって姫から言葉が出たら…成功だと思ったんですけど…姫が想像以上に素直じゃないのと自分のことには鈍感すぎることが計算ミスだったみたいですね…」

【りおねる！！みてみて！おはなさいたの！！】

【良かったですね。頑張って育てたからきっとお花もわかってくれたんですよ(なでなで】

【おはなが？そっか…にぃによろこんでくれるかな？？】

【えぇ、もちろん。姫とアルトが頑張って育てた花ですからね。きっと喜んでくださいますよ、坊ちゃんも】

【うんっ(にぱぁっ】

あの純粋な気持ちがいつから恋に変わったのか当の本人も気づいていないんでしょう。でも確かにあれは…紛れもなく…

悪いとは思ってますがやはり…彼女の味方で有りたいと思うのです。もう傷ついて欲しくないのです。いつかまたあの頃のような笑顔に戻ったら…そんなことができるのは坊ちゃんしかいないと思うんです。