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智
やっぱり!
それにしても噂の通り尋常じゃない量だ。それこそ男5人兄弟で食べるような。
買い終わった後は迷うことなく駅に直行すると最寄りで降りる。
駅を出ると家に帰るには少し遠回りになる方の道へと進んでいく。
この辺人通りが少ないんだよな…家からも少し遠いからあんまり来ないし…。
そういえば、この先にひとつだけ公園があったはずだ。高台になっていて街の様子が見渡せる翔くんが、密かに気に入っていた場所…。
そこだ!!
急いでまたLINEを打つ。
『高台のある公園!自転車とばせ!!そうすれば多分追いつく!』
既読は直ぐについた。今度は返信はない。多分みんな急いで自転車に向かってるんだろう。
人通りが少ないから、さっきよりも慎重に後をつける。
振り返られたら終わりだ。
ゆっくりと、足音をたてないように。気配を悟られないように。
幸い翔くんはこちらに気付くことなく公園へと入っていく。
高台に登る階段を上がるとベンチに腰掛けた。
和「さとにぃ!」
丁度よく皆も着いたようだ。翔くんに聞こえないように小さな声でこちらに呼びかけると、3人とも俺の後ろにからそっと覗く。
さぁ、いつだ。いつ鬼が出てくる…!
しかし俺らの予想とは裏腹に待てども待てども鬼は出てこない。
ベンチの向き的にこちらからは翔くんの背中しか見えないしどうやらずっと下を向いているようだ。
潤「…来ないね。」
雅「うん…、気配も無いね…。」
和「翔さんは、下を向いて何をやってるんでしょうか…。」
うーん…。さらに暫く待ってみたが何も表れる気配は無かった。
智「俺らがいるのバレて出てこなかったとか…？」
和「確かに、それはあり得ますね。」
そうこうしているうちに下を向いていた翔くんが顔を上げた。
潤「…ダメだ。俺、もうコソコソしてらんない。ここまで状況証拠揃ってんだもん。直接聞く!」
ついに痺れを切らした潤が隠れていた場所を飛び出してしまった。
止める間もなく呼びかける。
潤「翔にぃ!」
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とうこ(プロフ) - いつも楽しく拝読させて頂いています！4か、5か…の間？のような感じで、4人でSさんの力を小さくし、小鬼？くらいの能力に抑えながら、永く同じ時間を過ごしていく…みたいな感じもどうかな？と思いました。どんな結末になるか楽しみにしています！ (2021年12月19日 19時) (
レス) @page49 id: d6b414cbbc (このIDを非表示/違反報告)
花序(プロフ) - はじめまして。いつもひっそり楽しく読ませていただいております！わたしは5を希望します。先に寿命を迎える事は悲しい事ですが翔くんの心が4人によって浄化されたらいいなと思います。そしていつかまた何らかのカタチで再会できたら幸せですね。 (2021年12月18日 20時) (レス) @page49 id: 9d25e37658 (このIDを非表示/違反報告)
まさきっち - 私は4を希望します (2021年12月16日 12時) (レス) @page49 id: 61f762c73c (このIDを非表示/違反報告)
翠奈 - ４です。でも、いつかまたあおうねってかんじでおわかれがいいです。できれば、１年後とかに４人の能カも消えて、翔くんもふつうになって５人でくらすっていうかんじがいいです。色々すみません！！ (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 87c0cb4545 (このIDを非表示/違反報告)
夏音(プロフ) - 4 なのですが、数十年後に4人の前に生まれ変わった幼い翔くんと出逢い5人で暮らすとか。ほんのりアンハッピーじゃなくなるといいなぁ。 (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 4a8a281850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽方向 | 作成日時：2021年11月1日 11時
