25(16日更新) ページ30
和
潤「まぁ、そうなんだけどね…。なんか疲れてるのかなって。ここまで肉って言うのも珍しかったから。それに肉系の料理出してもいまいちしっくりこない顔してるんだよね。」
和「そうですねぇ…。そういえば最近少し帰りが遅いですもんね。欲しいものがあるとか言ってたしバイトとかシフト詰めてるのかな。」
あの人は自分の限界が分からないところがあるから少し心配ですね。
潤「んー…、さとにいにも相談してもるわ。翔にいのことは何だかんだあの人が適任でしょ。」
そうですね、と相槌を打っておく。
あんなおじさんでも翔さんの唯一の兄なのだ。悔しいことに翔さんが甘えるのはいつも一番上の兄である。
潤「ほら、噂をすれば。」
今の今まで絵でも描いていたのだろうか、ぼっさぼさの髪にいたるところに絵具のついたTシャツを着ておじさんが二階から降りてきた。
和「お疲れ様です、おじさん。」
智「おうおう、おじさんって歳じゃないんだけどなぁ…。」
潤「貫禄だけならもはやおじいちゃんだけどね。」
おじさんはおじいちゃんかぁ…なんて呟きながらボリボリと腹を掻いている。
そういう所がおじさんなんですよ。
智「今日の夕飯は誰のリクエストなんだぁ?俺?」
その問いかけに潤君はあきれ気味に回答する。
潤「貴方のはもう聞いたでしょ、カレーだから2日間だったし。昨日は雅にいのリクエストで麻婆豆腐だったから今日は翔にい!」
智「ほぉん。翔くん、何リクエストしたんだ?オムライス?」
潤「いや、肉だって。何回聞いても肉って返ってくる。だからカレーに入れた肉も奮発して大きい肉塊入れてみたし、昨日も雅にいも好きだから唐揚げも追加で作ったんだけどいまいちしっくり来てないみたい。」
智「んー…珍しいな。なんでも旨いしか言わないのに。まぁ、旨そうには食ってたか。」
潤君は軽くため息をつくと椅子から立ち上がった。
潤「もういっそ今日はステーキにでもしてみるわ。よし、俺買い物行ってくるから。あと頼んだ。」
言うが早いがエコバックをもって颯爽と玄関を出て行った。…あんなにエコバックが似合う16歳は潤君だけですよ。
潤君に後を頼まれたことだし、おじさんに翔さんの事聞いとかないとな。
和「ねぇ、おじさん。最近翔さんの帰りが少し遅いですけどなんか知ってます?」
智「まじか。最近ずっと部屋にこもって絵描いてたから気づかなかったな。」
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とうこ(プロフ) - いつも楽しく拝読させて頂いています！4か、5か…の間？のような感じで、4人でSさんの力を小さくし、小鬼？くらいの能力に抑えながら、永く同じ時間を過ごしていく…みたいな感じもどうかな？と思いました。どんな結末になるか楽しみにしています！ (2021年12月19日 19時) (
レス) @page49 id: d6b414cbbc (このIDを非表示/違反報告)
花序(プロフ) - はじめまして。いつもひっそり楽しく読ませていただいております！わたしは5を希望します。先に寿命を迎える事は悲しい事ですが翔くんの心が4人によって浄化されたらいいなと思います。そしていつかまた何らかのカタチで再会できたら幸せですね。 (2021年12月18日 20時) (レス) @page49 id: 9d25e37658 (このIDを非表示/違反報告)
まさきっち - 私は4を希望します (2021年12月16日 12時) (レス) @page49 id: 61f762c73c (このIDを非表示/違反報告)
翠奈 - ４です。でも、いつかまたあおうねってかんじでおわかれがいいです。できれば、１年後とかに４人の能カも消えて、翔くんもふつうになって５人でくらすっていうかんじがいいです。色々すみません！！ (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 87c0cb4545 (このIDを非表示/違反報告)
夏音(プロフ) - 4 なのですが、数十年後に4人の前に生まれ変わった幼い翔くんと出逢い5人で暮らすとか。ほんのりアンハッピーじゃなくなるといいなぁ。 (2021年12月15日 18時) (レス) @page49 id: 4a8a281850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽方向 | 作成日時：2021年11月1日 11時
