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ストン。
彼の台詞は、某映画のタイトルみたいなとこで途切れた。
いや、遮られた───物理的に。
短刀が降ってきたのだ。
頭上を見上げると、恐ろしい顔が僕らを見下ろしていた。
「 チッ…また外した……」
「き、鏡花ちゃん…!?」
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・
「兄が迷惑を掛けたみたいで…ごめんなさい」
「い、いや全然……」
鏡花ちゃんは深々と頭を下げる。そして、「…あんたも」と、隣にいる少年の後頭部を引っ掴んでぐいっと下げた。
二人並ぶと15cmぐらい身長差がある。鏡花ちゃんが150cm弱だという話だから、きっと165とか、そのぐらいだろう。
「鏡花…久し振りに会ったお兄ちゃんに、それは無いんじゃないかな?傷付くよ〜」
「嘘ばっかり…滅多なことじゃ傷付かない鋼メンタルの癖して何言ってんの」
お兄さんと話している時の鏡花ちゃんは、普通の女の子のようで見ていて微笑ましかった。
「この人間のクズ……さっさと死んで社会貢献して」
………そ、そうでもないかな……………。
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作者名:つくね | 作成日時:2017年3月11日 22時