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途中まで方向が同じユジンと帰ろうと思ってたけど
どうやらユジンはベッキョンくんに送って行ってもらうらしい
察してくれるよね？
目でそう言われた気がして
ここは遠慮すべきかと思い
少し遠回りして帰ることにした
ジアはチャニョルくんと
ソラは無理やりジョンインくんと2人になろうとしていた
「送るよ」
「セフンくんもこっちなの？」
「違うけど、いいでしょ？」
可愛らしく首を傾げて聞くから無下に断るのも悪い気がして
お言葉に甘えることにした
セフンくんは学校のことや友達のこと
いろんな話をしてくれた
おかげで帰り道はとても楽しかったし
私もすっかりセフンくんと友達になれたようで嬉しかった
セフンくんは足が長くて歩幅も大きいけど
私が早歩きになっているのを気にしてくれたのか
徐々に私に合わせてくれた
そういえば、昔こうやってジュンミョンと歩いたな
小学生の時は帰り道が同じだから
いつも一緒に帰っていた
小さな手と手を繋いで
高学年になると手こそ繋がなくなったけど
少しずつ成長していくジュンミョンは
段々歩幅も大きくなって
それでもいっつも私に合わせてくれていた
「今日体育で転んだんだ〜」
「大丈夫？」
「膝すりむいた、ほら」
「痛い？」
「痛くないよ、だって男だもん平気だよ」
「今日の宿題難しそう〜」
「じゃあ後で僕ん家おいでよ」
「教えてくれるの？」
「いつも泣きついてくるじゃん」
「へへ、ありがとう」
「Aちゃん？」
「え？」
「何か考え事？」
昔のことを思い出していた
セフンくんに名前を呼ばれてハッとした
「ううん、何でもない」
「そっか」
いけない、今隣にいるのはセフンくんなのに
「あ、あの角曲がったとこなの、家」
いつの間にかもう家の近所で
セフンくんとももうすぐバイバイしなきゃならない
角を曲がって家が見えた
すると隣の家の前に人がいて
私より先に声を発したのはセフンくんだった
「あれ？ジュンミョン？」
そうか、同じ高校ならば知っていたとしてもおかしくはない
「セ、セフン…何でお前がここに」
「彼女を送ってきたんだけど、そっちこそどうして？」
「お隣さんなの、ジュンミョンは」
セフンくんの疑問には私が答えた
でもジュンミョンは何をやっていたんだろうか
「ねぇ、何してたの？」
「え、別に、ちょっと外の空気吸ってただけ」
そう言うとさっさと家の中に入ってしまった
様子が変だった気がしたけど
特に気にも留めなかった
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
