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偏差値が明らかに違うので
通っている高校も別々
当たり前だけどお互いの学校生活なんて風の便りでも聞こえてこない
私には私の生活があるし
彼には彼の生活がある
勉強の面ではたま〜に頼ってしまうけれども
基本お互い何をしてるかなんて気にもしていないのが現状だ
「ねぇA、彼氏欲しくない？」
「うん、ほしい」
同じクラスの友人であるソラは
私の応えを聞いて目をキラキラと輝かせている
「バイト先にS高の男子がいるんだけどさ、誰か紹介してくれってうるさいんだよね〜」
「へ〜、で？」
「合コン、しない？」
そうして連れてこられた待ち合わせの場所
花の女子高生だ、私だって恋くらいしたい
と、軽いノリでついてきたけれど
そういえばS高ってジュンミョンの高校だ
ボーッと考えながらお店のドアを開け中に入った
そこには既に4人、男の子たちが揃っていた
その中の一人と言葉を交わすソラ
この人がバイト先の人か
促されて席に着く
目の前に座っているのは
眠そうに目をこすり、いかにも興味ないですといったようにアクビをする男の子
「おいジョンイン失礼だろ！つまんなそうにすんなよ」
「無理やり連れてこられたんだ、来てやっただけ有難く思えよ」
大きな耳の彼はこちらに「ごめんね〜」と謝った
少なくとも私は出会いを求めてやって来たのだから
その態度には少しだけカチンときたけど
人数合わせか何かで連れてこられたのなら同情の余地はある
「とりあえず自己紹介しよっか！俺はS高1年のチャニョルっていいます！俺といるとハッピーになれるよ！」
初っ端からエンジン全開のチャニョルくんは
ソラと同じバイト先の人
元気だな
「俺はセフン同じくS高1年です」
「俺ベッキョン！ベクって呼んでね〜☆」
色白の薄っぺらい人と
こちらもエンジン全開でウィンクまで飛びたした子犬みたいな人
「ジョンイン」
最後に名前を言ったこの人は
それ以外何も言わず窓の外を眺めてる
「私ソラ、チャニョルとはバイト先が一緒なの」
「私はジア！元気だけが取り柄です！」
「ユジンです。趣味はおかし作りで〜す」
みんな溌剌としてるな
最後に取り残されてみんなの目を一身に受けると
何だか緊張してしまう
「あ、Aです。よ、よろしくお願いします」
元来人見知りの私は
何も印象に残らないような
至って普通の事しか言えなかった
自己紹介が終わって目の前にいるジョンインくんをチラッと見たけど
彼はずーっと外を見ていた
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いえろう(プロフ) - 更新ありがとうございます。続きとっても気になります！楽しみに待ってます！！ (2015年12月13日 12時) (
レス) id: 543503f3fa (このIDを非表示/違反報告)
つきの(プロフ) - スホペンなんでこのお話とっても好きです！更新まってます！ (2015年10月1日 23時) (レス) id: 605b8dc09d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫
| 作成日時：2015年7月10日 19時
