正 ページ31
橙side
…いや、
なんで初めての俺sideがこんな大切な場面なん？
…気まずぅ…
望は村上先生と話してて、淳太くんは上司さんと話していて
その村上先生と淳太くんに挟まれて座り、今は電車に揺られている。
「おりよか。」
上司さんの一言で、全員一緒に降りて着いていくことに。
…この上司さんは、俺と淳太くんが一緒におっても何も気にならんのやろか。
気にせんわけ無いよな。
どう説明しよう
俺と淳太くんの関係は会社で神ちゃんしか知らん、幼なじみとかでいけるだろうか。
「ここ」
「…『翠』」
思わず淳太や望と顔を合わせてしまった。
「お、しってる？」
知っている所ではなく、貸切にしてもらったり
お昼に食べに来たりとお世話になっている
顔馴染みすぎるお店。
村上先生と、上司さんは我がもの顔で暖簾をくぐっていく。
「いらっしゃ………なんで？」
大倉くんは先に入っていった2人の顔を見てビックリして、後ろから着いてきた俺たち3人の顔を見て更に驚いた顔をした。
「ちょっと休憩でもしよかと」
「…ここ休憩所やないんやけど。」
ため息ひとつの後に、
「まぁ、いいけど。この時間人来んし」
そう言って、外に出たかと思ったら
営業中と出たひっそりと立つ小さな看板を裏返して『準備中』にした
「5人で揃って何しに来たんよ」
暑いから、と冷えた麦茶を5人と自分の分注いで並び座る俺たちの前に置いてくれて
自分の分のお茶を持って、村上先生の横に座った。
カウンターに6人で並ぶ光景。
奥から大倉くん、村上先生、上司さん、淳太くん、望、俺。
望の前には、お茶と共に小さいおかきを置いてくれた。
「そういや、大倉もこの3人の事知っとんのか？」
上司さんがそう聞くと
「おん、大切なお客さんやし、桐山は後輩や」
「へー！」
村上先生は凄いなぁ！繋がってたんか！と元気に言った
「ほんで、何から話そうか…」
上司さんの一言に何だか緊張が走った
なんて言えばいいんやろうか…
淳太くんに頼ってばっかしじゃ駄目や
と思って口を開こうとすると
「淳太と照史は俺のオトンですよ」
そう言ったのは紛れもなく、
望だった。
……おかき、口の横に付いてるで…
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ターコイズ(プロフ) - 蘰さん» 蘰様、ありがとうございます！また覗いてやってください、これからも宜しくお願いします (2020年7月3日 12時) (
レス) id: f5621defff (このIDを非表示/違反報告)
蘰(プロフ) - ご返信ありがとうございます。そうなんですね。ずっと拝読させていただいていてそういえば。。と思ったので思い違いでなくて良かったです。何時までもお待ちしていますので、ご自分のペースで無理なく執筆していただけたらと思います。 (2020年7月2日 23時) (レス) id: c3543fb139 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - 蘰さん» 蘰様、はじめまして。まだ出てきてないんです…。実はしげが1番のんびり出てくるので、気長に待ってて頂けたらと思います<(_ _)> (2020年7月2日 23時) (レス) id: f5621defff (このIDを非表示/違反報告)
蘰(プロフ) - はじめまして。見逃し出したら申し訳ないのですが、しげさんってもうでてきましたか？ (2020年7月2日 13時) (レス) id: c3543fb139 (このIDを非表示/違反報告)
ターコイズ(プロフ) - みずほさん» みずほ様、コメントありがとうございます！弟さん、高身長ですね！すごい！励みになります、ありがとうございます！また覗きに来てください(o^^o) (2020年5月22日 17時) (レス) id: dd19ecb6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ターコイズ | 作成日時：2020年5月15日 22時
