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じゅういち ページ12

「あ?常磐じゃねーか」





Aに話しかけてきたのは九井一。Aはココと呼んでいる。
九井とAはだいぶ長い付き合いになる



三途は薬が冷めたようでちょこちょことAに駆け寄った






「もう常磐じゃないよ。」

「そーだよまじ殺すぞ」





三途がAの前に立って九井とAを引き離す。
その様子は忠犬のようだった






「そうだったな三途。」






そう、九井が言った直後だった。





「まぁそうだけどサ!今、あたしは三途だけどきっといつか灰谷にもなるんだ!!!」






ヤケクソになって言い放ったのは爆弾発言。
昨日の蘭との約束を邪魔されたからであろうか。


そして周りは竜胆の方をむく








一瞬の静寂に戸惑いながらも



「おい、三途の言ってた不倫相手ってお前なのか?」

と、鶴蝶







「三途の嫁に手ぇ出すなんざ大したもんだなぁ」

「スクラップにされんぞ」


望月と明司もそう言って便乗した






そういうと竜胆は心底びっくりしたような顔をして


「は?ちょっとA!どういうことだよ!三途!、待て、きっとなにかの誤解だろっ?」




と叫んだ。




「テメェかぁ、スクラップにすんぞぉ!!!」



しかしそんな弁明に耳を貸さない三途が竜胆に手を上げかけた時だった








「え、ちょっと待って」





そうAの異様に冷静な声が聞こえた






「うん、そうだよ。ちょっと待って、一旦整理しよう。春ちゃんは大人しくしてて」




何故か急に口数が増えるA




「あ゛?」

「竜胆、お兄ちゃんの名前って何?」

「灰谷蘭。」




Aは天を仰いだ後に顔を手で多いながら







「見た目は?」


「俺と同じ髪色の七三とスーツ着てる」





Aが絶望した瞬間だった






「まじかよ、蘭ちゃん……リーマンって言ってたじゃん。」




周りも一旦フリーズしたあと、情報が完結したようで



「常磐の不倫相手は灰谷蘭ってことか」






頭の回転の早い九井がそうつぶやく頃には三途が銃を手に取って部屋を出ようとしていた。


それを鶴蝶が抑えながら明司がAにそうなった経緯説明を欲した




一通り説明が終わったあと、Aと三途の関係を蘭に秘密にすることに決定した。





互いに好きな人が被ったのだ。それも両方反社の幹部に、だ。




隠さなければ蘭が荒れる。なので隠すことが決定した。三途は九井によって説得され、ことは収束になった。

じゅうに→←じゅーう



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うさ - くっっそ…大好きだぁぁぁぁ!! (3月31日 18時) (レス) @page24 id: 4170d6f2b7 (このIDを非表示/違反報告)
蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - 春ちゃん、結婚しようか((作者様ありがとおおおお (11月30日 5時) (レス) @page24 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナツこんばんは - コメントありがとうございます。好きと言ってもらえてとても嬉しいです。これからもご愛読よろしくお願いします。 (2021年11月12日 22時) (レス) id: e404eb8dd9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めちゃくちゃ好きです!!!!! (2021年11月9日 2時) (レス) @page16 id: b821776774 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナツこんばんは - コメントありがとうございます。春千夜くんの笑顔は凶器ですよ。 (2021年11月1日 22時) (レス) id: e404eb8dd9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピーナツこんばんは | 作成日時:2021年10月11日 21時

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