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「あの、乱歩様。」

汽車が動きだし、お互いに向かい合うように座り直ました。
そして私は訊ねました。

「何?」

「その、いくら昔、約束したからといって、所詮は子供同士の約束ですし、もう十年は経っていて、乱歩様はこれで善いのですか?」

「・・・何が言いたいの?」

「私は・・・あの頃からずっと、乱歩様以外の男性に好意を抱くことはありませんでした。
ずっと乱歩様を想っておりました。
今、こうしてもう一度お逢いしたとき、その、気が付かなかったのに私は乱歩様に好意を抱きました。
ですから、今回のことはとても嬉しいです。
しかし・・・乱歩様は私と夫婦になって善いのですか?」

「あのねぇ、君のことが好きでもなんでもなかったら普通、求婚すると思う?あの時、君をあのパーティー会場から連れ出したと思う?
僕が君を好きだからそうしたんだよ。
普通、判るよね?」

「すみません・・・」

「ううん。君は幸せに馴れてないからそんな風に思うんだろうし、あんな環境じゃそんな風に自分に自信が持てなくなるのも仕方の無いことだと思うよ?

でもね、僕が君を大切に思っていることは理解してほしい。

君は僕に愛されていると、自信を持ってくれないかな?」

真剣な目で私を見つめてそういう乱歩様は、とても____


「乱歩様はとても格好いいですね。」

「な、何?急に・・・」

「矢張り、乱歩様が一番素敵な方です。私は幸せ者ですね。」

「・・・前から感じてたけど君って、本当に_____」



____僕の調子を狂わせるよね。

五→←三



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めろんぱん - 待って最高すぎる!!!続きずっと待ってます! (2022年6月8日 11時) (レス) id: c6ba014c63 (このIDを非表示/違反報告)
- あ、好きやわ。←好きにドストライク過ぎてもはやコメントがない。(*´-`) (2021年7月13日 1時) (レス) id: 9d7ef0cd22 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続きを楽しみにしてます!! (2021年5月5日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - まろんさん» ありがとうございます!とても嬉しいです。 (2018年1月20日 19時) (レス) id: a2e5ee0127 (このIDを非表示/違反報告)
あも(プロフ) - コハクさん» ありがとうございます!私が読みたい話を書きました! (2018年1月20日 19時) (レス) id: a2e5ee0127 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あも | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年1月15日 22時

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