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4話 ページ7

「今夜にしましょう、今夜」


「………!?」


「今夜!?」


部屋に衝撃が走る


「……太刀川さん、いくらあんたでも相手を舐めないほうがいい」


「舐める?なんでだ?三輪。

相手のトリガーは『学習する』トリガーなんだろう?

今頃、玉狛でうちのトリガーを『学習』してるかもしれない。

時間が経つほどこっちは不利になるぞ」


「……………!」


「それに、長引かせると米屋と古寺に悪いだろ。サクっと終わらせんようや」


「なるほどね」


「……確かに早いほうがいいな」


当真と風間の賛同が続く


「それでいいですか?城戸司令」


「いいだろう、部隊の指揮はお前がしろ。太刀川」


「了解です」



「ははっ、……」


夏月に視線が集まった。


「そんな奇跡は起こらない」


城戸の顔が少し歪んだ様に思える。


「何を企んでいる」


夏月は微笑んで答える


「今は何も?

ああ後、この意味の分からない会議抜けさせてもらうから」


夏月が部屋を出る

夏月の艶やかで長い髪の合間から見えた横顔は太刀川の見知った顔をしていた。

この賭け事がどう転ぶのかとワクワクしているけど、緊張もしている。

妖艶で、人を惑わす笑みだった。

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わんにゃん - (●︎´▽︎`●︎) (2022年5月2日 22時) (レス) @page1 id: a8a56b63b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:浮遊猫 | 作成日時:2022年5月2日 13時

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