【wt】雲間に差し込んだ光 (ページ44)

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41話:対面ページ44

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翌朝

部屋に流れ込んできた、朝食とコーヒーの匂いで目を覚ました

隊室で寝たはずなのに玉狛支部にある私の部屋で寝ていた事に寝惚けていた頭が一瞬にして覚めた

然し其れも杞憂に終わった

"おはよう

昨日慶達とドンパチやった後隊室で寝てる夏月をじんいちと運んだ

詳しい事はじんいちに聞いておいて

　青霄"

机の上に置かれた付箋にご丁寧に書き置きしておいてくれた私の優秀な相棒に笑みが溢れる

安心からかぐぅぅっと腹の虫が鳴った

ボーダー玉狛支部にある一室

私の部屋は階段を上がって直ぐの所にあり、下の階の騒音や食事の匂いなんかも全て入り込んでくる

これが自分の部屋を気に入っている理由の一つ

(新しい後輩がいるんだったな、)

そんなことを思いながら下に降りる

玉狛のオペレーターの1人である宇佐美栞

それから玉狛第1の木崎レイジと小南桐絵

お子様の林藤陽太郎

私の師匠兼ここボス林藤匠が食卓を囲んでいた。 

、、、そして知らない顔

「おはょーござまぁす」

「おはよう」

「はざーす」

私の腑抜けたあいさつに2つの声が続いた

私達の声を聞くなり幽霊でも見つけたような顔で皆が一斉に私の方へ振り返った

「、、、、朝ごはんってある？」

振り返らなかったのはボスと陽太郎、そして白い髪の男の子

「かっ、、、、帰ってきてたの！？  
帰ってきてんなら先に声掛けなさいよ！！！アンタたちの分作ってないわよ！」 

驚いた顔の小南ちゃん

声をかけろと言われても帰ってきた時寝てたし、何時帰ってきたのか分かんないし？？私悪く無いのでは？？

「嘘でしょ！？小南さん！ボクの分もないの！？」

、、、うめたろーだけご飯あるかんじ？

そんな小南ちゃんをスルーしながらキッチンに向かった青霄が、フライパンを開ける  

「なんかあった？」

「、、、、、、ベーコンとスクランブルエッグが3セットずつ」

「あるじゃん、食べていい？」

「ダメよ！それはメガネとチカの分だもん！」

「、、、、メガネ？、、チカ？」

「3人いるんだっけ？新しい子」

聞き覚えのない名前に首を傾げると、小南ちゃんが青霄からフライパンの蓋を取り上げて閉めた

「、、、、ああ、噂の、、、、、え？3人もいんの？」

「メガネ、チカ、白いもふもふ

誰がネイバー？」

振り返らなかった白い髪の男の子がこっちを向いた

「知ってたの？」

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