30話 ページ33
ドンッと銃声が響き、時枝めがけて閃光が走る
「!?」
頭の半分が"飛んだ"時枝先輩が私を引く
その瞬間、また閃光が走る
私は時枝先輩に引っ張られていたおかげで頭ではなく脚を撃ち抜かれた
「おいこらとっきー
今のは頭のはずだろ」
(時枝先輩に引っ張られなかったら私も死.んでいた…!)
「すいません嵐山さん、先に落ちます」
「とっきーと木虎の片足か
まぁ損はしてないな、あとよろしく〜〜」
ドドンッ
《夏月、誰飛んだ?》
《んーとね、とっきーとよねやん》
《了解、こっちがかたずいたらそっち向かう》
《OK》
《せいちゃん?!ウソでしょ!!?》
(青霄がこっち来るなら私の仕事はないかな)
「当真さんにいいとこ持ってかれたな」
「すいません嵐山さん、詰めを誤りました」
「反省はあとだ、まだ終わってないぞ」
「これで3対2
しかも2人とも足は封じた
このまま捻り潰すぞ」
「いやいや、嵐山隊の狙撃手の佐鳥もいます
よー」
「あーりゃァ〜?私もるんだが?」
そんな軽口をたたく自チームの先輩とボーダー内トップクラスの人に溜め息が漏れる
「はぁ、そんなんでいいんですか?先輩方」
「んん〜?いいんだよ、こんなんで
……あらじゅん、じんいちの方が落ち着いたら青霄がこっち来るそうです」
「ほう、そうなのか!
手柄を取られないようにしなくてはいけないな!」
.
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わんにゃん - (●︎´▽︎`●︎) (2022年5月2日 22時) (レス) @page1 id: a8a56b63b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浮遊猫 | 作成日時:2022年5月2日 13時