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26話 ページ29
太刀川が弧月をもう一本抜き、本来のスタイルで戦闘を開始した
「『風刃』の怖さは遠隔斬撃。距離を詰めればただのブレードと同じだ」
「なかなか研究してるじゃん、太刀川さん」
お互い涼しい顔をして激しい攻防を行っている
それでいてどこかに誘導しているように見える
迅は壁と天井に覆われたガレージのような場所に太刀川の攻撃の反動で入った
出入口は迅が先程入ってきた場所のみ
《太刀川がじんいちを追い込んだよ》
《え？すぐ向かう》
《いや、狙撃手を落としてからにしてくれ》
《…了解》
一筋の光が本部へと真っ直ぐ伸びた
(単純な剣の腕くらべなら太刀川さんの方が上だ……！)
「今度は誰だ？」
《……古寺くんね、青霄ちゃんにやられたわ》
「！鈴暮隊か……！！
陽介、出水、夏月さんの狙撃にも警戒しろ」
「了解！」
《りょーかい！》
「もう逃げ場はないぞ、黒トリガー」
狭い空間でも激化する戦闘
太刀川の右肩に風刃の攻撃が刺さる
(壁を伝って天井から……！)
「逃げられないのはそっちだよ
珍しく熱くなりすぎたな太刀川さん」
風刃の"残弾"が打ち込まれる
「……！！」
《太刀川って落ちた？》
《……まだ》
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わんにゃん - (●︎´▽︎`●︎) (2022年5月2日 22時) (
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作者名：浮遊猫 | 作成日時：2022年5月2日 13時
