22話 ページ25
「どうした、迅さん。なんで『風刃』を使わない
何を企んでる?」
「ライバル"だった"ってことは……今は違うんですか?」
「そうだねー迅さんが黒トリガー使いになっちゃったからね」
「『黒トリガー』は普通は相性がいい人間にしか使えないの
それで迅さんが今使ってる『黒トリガー』はあんまり"好き嫌い"が激しくないトリガーだった
起動できる人が当時の隊員で20人以上もいて候補者全員で争奪戦をやったの
そしたらびっくり!
迅さんがあっという間に全員倒して圧勝しちゃったの!」
「ふむ、じゃあそこで迅さんとの決着が着いたわけか」
「…ううん
太刀川さんは争奪戦には参加出来なかった。黒トリガーに選ばれなかったの」
「なんと……!」
「だから、もしかしたら今でも二人の決着はついてないのかもね」
「……あれ?セイショウ先輩って人は争奪戦ってやつに参加しなかったの?」
「…………うん、できなかったんだよ。
あの人"たち"にとってあの黒トリガーは争奪戦をやって獲得するようなモノ扱いされるのが許せなかったらしい。
それに『あれはじんいちが持ってるべきものだ』って言って聞かなかったの」
「……つまりまだ決着はついてない、と」
「そういうこと」
25人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わんにゃん - (●︎´▽︎`●︎) (2022年5月2日 22時) (レス) @page1 id: a8a56b63b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:浮遊猫 | 作成日時:2022年5月2日 13時