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15話 ページ18

「何時でもブレードを出し入れ可能で手以外の所からも出せるのがスコーピオンの利点」


三雲は先程までの明るい雰囲気で淡々と武器の説明を述べる暁鐘に少し困惑する。


「トリオン調節でブレードの形、長さは変更可能だけどね、脆い!

耐久力が低くて受け太刀すると刃が折れる。

まぁ要するに攻撃専用トリガーってこと」



迅が歌川のスコーピオンを流す。


《じんいち、カバーしようか?》


迅悠一なら負けないだろうが数が多いい。

数の有利を相手に取られているなら、こちらも持ちうる手段を全て使うべきだと判断したのだろう。


《大丈夫大丈夫、なっちゃんと一緒に狙撃手達を探してて》

《……了解》


(はは、渋々って感じ。せーちゃんは戦闘での自分の意見を取り入れられないってのはあんま無かったからなぁ〜)


余裕そうな表情を見て歌川は畏怖の念を抱く。

そして、迅は細かい傷を戦闘体に付けていく。



「次は1番人気の万能ブレード『弧月』

『スコーピオン』と違って自由に出し入れできないし、重さもそこそこあって形や長さも変えられないけど、高いレベルでバランスの取れた攻撃力と防御力

総合力では間違いなくトップの傑作トリガー」



太刀川が弧月で迅に切りかかる。

風刃で受け太刀をした迅をスコープを覗きながら見ていた鈴暮はイーグレットの引き金に指をかけた。



「さらにトリオンを消費して専用のオプショントリガーを使うことで瞬間的に攻撃を拡張することが可能で最長で40メートルだったはず」


「ほう、そんなにのびるのか…」


「そう、ウチの万能手はメインで弧月使ってるから、クーガーが弧月使うなら教わるといいよ」


「うむ、なやみますな」


「うんうん、悩みな悩みな!」

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わんにゃん - (●︎´▽︎`●︎) (2022年5月2日 22時) (レス) @page1 id: a8a56b63b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:浮遊猫 | 作成日時:2022年5月2日 13時

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