十話 大切な二人。 ページ10
あの事件から兄貴が二回目来た日から二週間経った。
私は、思ったより回復力が凄くてゆっくりだけど歩けるようになった。
そんな時、ある二人が来てくれた。
大輔「お邪魔しまーーす。どう?Aちゃん。」
そこに現れたのはあの大人気声優の神谷浩史さんと小野大輔さんだった。
神谷さんは、車椅子に乗っていた。
A「えーと?なぜ私の名前を知っているんですか?」
浩史「・・・、もしかして覚えていないとか?」
A「私と会ったことあるんですか?ごめんなさい。私、記憶がなくて・・・。」
浩史「あーー、そうだよね。」
大輔「まぁ、だいたい鈴村さんから聞いているよね。僕ら三人で『Aky Arrow -スカイアロウー』っていう、声優ユニットを組んでいたんだ。」
それから、色々な話を聞いた。
私は22歳の時に『Aky Arrow -スカイアロウー』を三人で結成した。ラジオ・イベント(全国ツワー)・旅などをやっていた。歌を作って歌ってCDも販売した。それが、8年も続いていた。
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私が声優を続いていたほうが良かったんだ。
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私、あの時・・・、死んだほうが良かったのかな・・・?
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なにいってんだ、・・・私。
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作者名:冬月雪 | 作成日時:2016年8月11日 11時