十一話 今の私と過去の私 ページ15
あれから神谷さんといろんな話をした。
A「神谷さんは退院したらすぐに仕事に戻られるんですよね。」
浩史「自分がすっぽかした仕事の分取り戻さないといけないからね。Aちゃんはまたこの業界に戻ってくるんでしょ?」
A「はい!また過去の32歳のころの私になりたいんです!!」
浩史「そう、良かった・・・。そしたらまた三人で『Aky Arrow -スカイアロウー』やろうよ、って小野くんが言ってた。でも・・・。」
A「?・・・神谷さん?」
浩史「今言ってもしょうがないんだけど・・・、今のAちゃんと前のAちゃんは全然違っている。」
A「前の私?どんな人だったんですか?」
浩史「んー。ネガティブではなかったげど過去ことをずーと思っていて、解決したら次にいくような。曖昧なこと嫌いだったかな。あと、用心ぶかかったかな。多分、今の君のような状態だとまた声優になろうとはしなかったんだと思う。だから勿論、潤も前の君が好きなんだと思うよ。」
A「そうだったんだですね。・・・てか、神谷さん、もしかして。」
浩史「うん。潤のことが好きで告白しようと思っていたんだろ?」
A「神谷さん、なんか怖いです。」
浩史「まだ言ったことなかったけど、僕、君の元カレだもんね。分かって当然、七年付き合っていて、同居していたんだから。そのことは、僕と君以外誰も知らないんだから。おかしいと思わなかった?18歳で家をでできてすぐ一人暮らしなんて・・・。」
そう言われ神谷さんは行ってしまった。
今日、すごいことが分かってしまった。
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過去の私って一体?
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作者名:冬月雪 | 作成日時:2016年8月11日 11時