【A3!】誰かの1番になりたい。

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「んだよ太一、妹連れてきたのか？」

「別にいいッスよね？」

「俺は嬉しいですよ！」



太一の言う花学？へ向かえば、赤髪の少年とキャラメルヤンキーがいた。

何がキャラメルかって…そりゃ髪色でしょ



何処に行くのか分からないけど、取り敢えず着いていくことに。


3人は私を置いてけぼりに前で話している



「次の公演は、」「監督先生がっ」「お前はそれはねーだろ」


3人の話を後ろで多少聞きながら、携帯を弄る
だってやることないし




「ん、景助？」



携帯の画面に見崎 景助の名前が出ていた。LIME、今返すと面倒になりそうだし…後でいいや


そう思い私はツミッターを開いた。




『今から何処か行くらしい』


3人の後ろ姿を撮り、その文章と共にツミッターにあげる

欧華の子はフォローしてないし鍵垢だから、彼らと関係があることがバレることもない。



シャッター音に気づいた3人がこちらを振り向いた



「何撮ってんだ？妹。」

「キミたちの後ろ姿。別に良いでしょ？」




呼ばれ方が「妹」というのは癪だが、私も彼らの名前は覚えてないしまあ別にいいか。


ツミッターにあげたやつを見せると、赤髪の少年が「俺たち仲良しだねっ！」と元気よく言った



まあ確かに、仲良さげに喋ってる感じあるけど。それ本人達に言うの恥ずかしくないのか？



そう思って彼を見るが、恥ずかしがってる様子もなく、見すぎて「どうしたの？」なんて言われる始末。


赤髪の少年は天然。覚えておこう

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