第５話 なんで!? ページ6
その翌日。
私は昨日買い忘れたお土産を買いに散歩に出かけた。
確か、新しいケーキ屋さんは商店街の中に出来ていたハズ。
だから今日のゴールは商店街。
どんなケーキが売ってるんだろう？
楽しみで自然と足が速く進む。
歩いて、約１０分。
「えーと……ここ、だよね？」
右側に、開店記念のお花が飾られているお店を発見した。
中腰になってショーウインドウを覗いてみる。と、
「わぁ！すごい！」
ものすごい数のケーキが並べられていた。
――たくさんの種類のケーキが光に照らされキラキラしていて、まるで、宝石みたい！
「どれにしよう？」
――自分の分も欲しくなってきたな。
でもまずみんなの分を考えないと！
中腰がそろそろきつくなってきたので、しゃがみこむ。
他のお客さんに迷惑かなと思ったけど、今は誰もいないみたいだし、誰かが来るまでだったらいいよね。
改めてケーキをみる。どれも本当に美味しそう。
――えーと、このショートケーキをゆきちゃん、このモンブランを……
あれやこれやと考えてケーキを決めていると、隣に誰かの気配を感じた。紫色のズボンが視界に入る。
――新しいお客さんかな？ ちょっとよらないと迷惑だよね。
私は立ち上がって少し右へよった。
――隣の人はどんなケーキ買うんだろう？
やっぱり開店したばっかりだし、いろんな種類を買うのかなぁ？
私もそれを参考に買おうかな。
というか隣の人ってどんな人だろう？
さっきはズボンしか見なかったから、顔わかんないし。
靴的に、男の人で、学生さんだよね。彼女さんとかに買うのかな？
そうだとしたらうらやましいなぁ。青春してて。
……自分の好奇心に負け、隣の人の顔をさりげなくみてみる。
そのとき、隣の人と目があってしまった。
「あ……」
「……」
その顔には見覚えがあった。
この人、昨日の不良さんだよね……。
背筋が寒くなる。
――なんで？
な、なんでケーキ屋さんにいるのぉ!?
ラッキーアイテム
革ベルト
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冬夕暮紗夜(プロフ) - 京夜さん» 同じ好みの方がいらっしゃって嬉しいです！ ありがとうございます！ 12月までは中々更新できませんががんばります！ (2014年11月24日 15時) (
レス) id: f596d484e0 (このIDを非表示/違反報告)
京夜(プロフ) - 妖怪モノで、剣城くん･･･！めちゃくちゃピンポイントで好みです(笑)それ抜きにしても、とっても面白い作品です！頑張ってくださいね！！ (2014年11月24日 9時) (レス) id: 7c163a60cf (このIDを非表示/違反報告)
冬夕暮紗夜(プロフ) - はるはるっ！さん» ありがとうございます！嬉しいです(*´∇｀*) がんばります！ (2014年9月25日 19時) (レス) id: f596d484e0 (このIDを非表示/違反報告)
はるはるっ！(プロフ) - 曖昧な感じがいい！ 続き楽しみにしてます！ (2014年9月25日 3時) (レス) id: 8a50046673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬夕暮紗夜 | 作者ホームページ：
作成日時：2014年3月28日 23時
