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『東西南北』北本部 ページ12

*平門視点*
同日同時刻の『東西南北』北本部

與儀や无達を街に置いて、ツクモと街のはずれにただづむ塔へと向かった俺。
平「着いたぞ」
俺達の前にある門は、威圧感がある門だった。
話によれば、シンプルな構造で、一見入りやすそうだが
セキュリティが半端なく、侵入者は即ボロボロにして処分するとゆう
一般の人も近寄りがたい所だ。もちろん同じ国家防衛機関でもある俺達にとっても
恐ろしいのだ。

ツ「…ここに、Aがいるのね」
ツクモは、少し肩が震えていた。
…無理もないか。あの事件以来、ツクモはAのことになると震える。
というか、ひきずっているの方が正しいか。

平「ツクモ、そんなに緊張するな」
ツ「ッ、緊張なんか…!」
平「してるだろう?肩が震えてる」
ツ「!!」
平「気持ちもわからなくはないが、アイツはそんなこと気にしていないぞ」
ツ「イヴァにも言われた…けど、私はどんな顔をして会いに行けばいいのかも
わからないの。もし、会えたとしてもAが私を拒絶したところを想像するだけで…」
平「いや、ツクモ。そんなに深く考えない方がいいと思うぞ。かえって重いから…。
それに、アイツは人を憎まないからな。そのくらい事を、笑って流すだろうからな」
ツ「…うん」
俺がツクモの頭に手を置いてやると、安心したかのようにうなずいた。

ギギィ…

門が静かに開いた。
?「お待ちしておりました。国家防衛機関『輪』第貮號艇隊長、平門様。
そして、第貮號艇闘員、ツクモ様。」
門から出てきたのは、白銀の髪をしたメイドだった。
?「申し遅れました。私、マスターである北本部長より創られた付属人形、
そして、マスター専属のメイド。サチコで御座います。以後お見知りおきを」
そう言って、サチコと名乗ったメイドは、深々と頭を下げた。

ツ「人形には見えないけど…」
確かにツクモの言うとおり、どうも人間にしか見えない。
サ「よく、言われますね。マスターの力がそうなっているみたいで…」
サチコは恥ずかしそうに手を頬に当てた。
サ「それでは、マスターの元へ案内しますね」
俺とツクモは、サチコについて行った。

作者から→←初めまして―訂正―



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桜蘭華 - 東西南北は何と読むのですか? (2016年4月26日 3時) (レス) id: cb626cc090 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - なかささん» ありがとうございます!更新頑張ります!誰落ちなのかは考え中です。 (2013年5月24日 0時) (レス) id: 6b9232e734 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - tonkoさん。了解です。 (2013年5月20日 17時) (レス) id: 6b9232e734 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(プロフ) - あかりさん。教えてくれてありがとうございます。すぐ直しました。 (2013年5月19日 11時) (レス) id: 6b9232e734 (このIDを非表示/違反報告)
うさぱんだ(プロフ) - 面白いです。何回も何回も読みなおしちゃってます!これからも更新頑張ってください。応援しています。 (2013年5月19日 8時) (レス) id: 8b36b39373 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アンナ | 作成日時:2013年5月15日 0時

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