□小山side□ ページ28
楽屋に戻って来た手越はまっすーにお姫様だっこされて寝ていた。
でも割とすぐに咳き込んで起きて、不安そうにまっすーを呼んで、でもなんでもないと言って顔を見せないようにしてしまった。
でもあのまっすーの笑顔の圧力のおかげでだるいこと、寒いことがわかった。
相当きついのか、珍しくまっすーに抱きついてはぁはぁいいながら寒いと俺らに訴えた。
俺はもうじっとしていられなかった。手越が辛い思いをしてるなんて耐えられない。
何も出来ないから、ただ手越をまっすーとシゲと一緒に抱きしめた。
それからシゲに使われて笑体温計を取りに行った。
小「はい、体温計」
加「サンキュ。はいまっすー、俺一回離れるね」
シゲがまっすーに体温計を渡して手越から離れた。すぐにまっすーも離れようとする。
手「やだ…さ…むいの…いかないで…」
手越がまた珍しく甘える。まっすーのTシャツの裾を引っ張って潤んだ目でじっと見つめていた。可愛い。俺ならやられる。
増「…でも熱は計ろうな?俺はここにいるから」
手「やだぁ…はぁっ…やなの…はぁっ…はぁっ…」
手越は半泣きで終いには過呼吸寸前になってしまった。
増「だぁっ!落ち着いて手越、熱上がっちゃったらしんどいだろ?しんどいのやだろ?な?俺の真似して、吸って、吐いて」
まっすーがゆっくり息をして見せる。手越はまっすーの両腕を掴んで子供みたいにじぃっと見つめながら呼吸を元に戻した。
増「すぐだから。俺ここにいるから、熱計ろう?」
手「…うん」
なんとか手越に手を離してもらったまっすーが体温計を手越の脇に挟んだ。手越は疲れたのかうとうとしている。
増「あ、計れたねー。どれどれ………」
小「え!?どうしたの?何度だった?」
増「39.5度」
加「は?まじ?やばくね?」
増「やばいねー」
小「…え、手越大丈夫なの!?そりゃ寒いよ!」
39.5度って…平熱が36度だとしたら3度以上高いってことだよな…。
うん、そりゃあ寒いしだるいししんどいよ。
手「…ま…っす…さ…むい…ぎゅってしてっ…じゃ…ないとっ…やだっ…!ゲホッゲホッ」
増「あぁ!わかった!わかった。だから落ち着け」
手越が素直に甘えてる。天使が天使になってる。滅茶苦茶可愛い。どうしたのこいつ。
まっすーが背中をさすって手越をそっと抱きしめた。
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またおかしなところですが切ります!
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ふわり(プロフ) - みるふぃ〜ゆ苺さん» 本当にありがとうございます!はい、頑張りましょう♪ (2017年4月1日 22時) (レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
みるふぃ〜ゆ苺(プロフ) - ふわりさん» 大好きですよ!この作品!こっちも見ていただけているなんて、とっても嬉しいです!お互い頑張りましょう! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - みるふぃ〜ゆ苺さん» わー本当だ!逆に指摘していただいてありがとうございます!修正します。好きな作品と言っていただけて嬉しいです!すごくやる気出ました笑ここで言うことじゃないと思いますが、いつも作品読ませていただいているので余計に嬉しいです!本当にありがとうございました! (2017年3月31日 22時) (レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
みるふぃ〜ゆ苺(プロフ) - あぁーおしい!!話さなかった:離さなかったですよね?漢字違います!好きな作品なので、ついつい漢字は完璧であって欲しくて!図々しい事言ってすいません! (2017年3月31日 18時) (レス) id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - Mahoさん» いきなりすみません!今更なんですけどいつも作品読ませていただいてます!涙腺が崩壊するんですよねー、Mahoさんの作品。本当今更ですみません、お互い頑張りましょう! (2017年3月27日 10時) (レス) id: c582c8dc51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわり | 作成日時:2017年3月14日 16時