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自縄自縛 ページ15

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「う〜ん、なるほどなぁ」






オッパが好きなブラックコーヒーを飲みながら
私の話に相槌をうった。




テヒョンと会話したあの日から数日が経ち


丁度仕事が終わる時間が被った私たちは
個室の高級レストランに来た。









あれからテヒョンとは会ってない訳ではなくて
たまにお互い時間が空いたら話したりしている。





テヒョンはいつも通り、笑って一緒に居てくれる。








…_____『…1回、考えさせて欲しい』









あの日私が言った内容には触れず
きっと私の答えが出るまで待ってくれているんだと思う。








不意にテヒョンと目が合った時に見る泣きそうな顔が


私の胸を抉るように傷めつける。









「Aはどうしたいの?」




『…わたし、は』









あの日からずっと考えてた。



どんなテヒョンでも結局嫌いになんてなれないと、思う。






確かに束縛されるのは苦しかった。




でも、1番苦しいのはテヒョンだ。








私が居るから、私の存在がテヒョンを苦しめてる。





彼が仕事に手がつかないほど悩ませてしまってる私は邪魔者以外の何者でもない。





彼は世界中から愛され求められるアイドルで

私はたまたま彼の隣に住んでいた人間。









ファンたちが求める彼の笑顔を私が失わせているなら



私は彼のそばに居ていい存在じゃない。









『…私は、離れた方がテヒョンのためだと思った』

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設定タグ:BTS , テヒョン , 防弾少年団   
作品ジャンル:恋愛
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ぼらとっき。 - 完結おめでとうございます〜!!作者様の作品はいつも楽しく読ませていただいています!番外編楽しみに待ってます♪ (2021年1月25日 20時) (レス) id: ee578eb3c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/  
作成日時:2021年1月14日 8時

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