【神威】幼馴染の独占欲。

任務完了 ページ39

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「Aチャン、ありがとうなァ
お陰で前より綺麗になった、これ報酬な。

不時着して船壊れたんだろォ？

その分もちょいと増しで入れといたからァ」



『ま、マジですか松平公！！！！』







お札がたんまり入った封筒を静かに受け取る。


松平公、初めて貴方をいい人だと思ったよ。




あの破壊神が私の船の事なんて考えていてくれたとは、、





『ありがとうございます！』と礼すると、
いいって事よォ、と満足そう笑った。








この地球に来た時屯所に突っ込んだあの船は

宇宙産で新型の星海坊主からの頂き物という事もあり頑丈で

中身は壊れていても外はまだ原型が残っている。









…修理してくれるような所ないかな？








『…………という事で、どこがありませんかね』



「うんまあ、あるけどね」









寝起きのような目と寝癖のような頭。





鼻をほじりながらソファに大きく座る銀さんは目の前に客人がいると言うのに何という接客をしてるんだ。









兎にも角にも、修理してくれる所があるといい事を知れて良かった。



「えっ、Aちゃんもうじき地球発つんですか？」






そう言いながら寂しそうな顔をして私の前にお茶を置いてくれた新八くんに頷く。








『うん、、無事仕事終わったから』


「その感じだと、まだ地球に心残りあるんじゃねーの」





…サラリと図星を突いてくるこの銀髪男。

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