【神威】幼馴染の独占欲。

いざお仕事 ページ3

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眼前に広がる小宇宙。


前も後ろも分からない、昼も夜もないこの世界
つまらないかと聞かれればそんな事は無いけど。





暇だなあ。何か楽しい事無いかなぁ、なんて

暗闇を映す窓をただただぼーっと眺めている









すると後ろから私の名前を呼ぶ声がして振り返る



「お前に単独の仕事が入った
地球にしばらく長期滞在してもらいたい」



えいりあんはんたー、星海坊主。

この人の元で修行を初めて11年が経ち、
この人の毛根が散っていくのを見始めても11年が経つ。






『…ほう？何しに行くんですか？ハゲ』

「え、今何か変なの聞こえなかった？
語尾に何か物騒なモンついてなかった？」


『失礼、ウチの家庭田舎だったもんで。
つい昔の方言が出てしまったハゲ』


「テメー俺と同じ烙陽生まれだろうが
ンな方言おじさん聞いた事ねーぞ」








全く、神楽然りA然り、最近の娘はすぐそういう事言うんだから。





とツルツル頭に何かスプレーを吹きかけている星海坊主。





まだ懲りてなかったのかこの人は。







そんなの振りかけてもアンタの毛根はもう焼け落ちてるよ。もう手遅れだよ。






『で、仕事内容は何なんですか？』

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