【神威】恋の病に薬なし

団長の体温 ページ28

「‥‥仕事どうすんの」




『団長と阿伏兎に決まってるでしょ
サボったら張り倒す』


「‥‥‥あ、俺地球に忘れ物してたから取りに行かなきゃ」

『嘘つけ！！』









、









えぇー、と面倒臭そうにベッドへ倒れ
チラリとコチラをみた



？、と頭にはてなを浮かべていれば



ふふ、と微笑んでこちらに手招きする









『‥‥‥何』


「いいから」









、









不審に思いながらもヨロヨロと近付けば。









、









ギュッ、と腰に神威の腕が回る









『っちょ、馬鹿！！何！』




「うわ、また太ったでしょ」

『な、何で知って、！？』








いやそうじゃなくて！！




色んな意味で心臓がドキドキして

頭がうまく回らなくなる



より一層抱きしめる力が強まり
身動きが取れなくなった









、









「‥‥‥早く帰ってこいよ」




『う、うん』


「このまま帰ってこなかったらぶっ飛ばすからね」









そう言って、腕が離れ
体温が消える



物足りないような、寂しいような。



気持ち悪い気持ちでいっぱいになった

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