【神威】恋の病に薬なし

喧嘩上等 ページ12

今日は食堂で
一日限定メニューが売られているらしく









好奇心に負け、私は食堂へと足を進めている









楽しみだなあ、と
廊下にある長い行列に並ぶと









本当にたまたま




前の奴があの腹立つ幼馴染みだった









向こうも私に気付いたのか
後ろを向いて私を見ると









死ぬほど嫌そうな目で睨まれた









「……ほんとさお前
そろそろ死んでくれない。
視界から消えて。俺の為に」


『私の台詞だわ死ね』









そうやってまた




ちまちま下らなさすぎる喧嘩が始まる









周りの皆も誰も止めてくれない









永遠に続くつまらないループの言い合いが。









「いつか宇宙の果てに投げ捨ててやるからな」


『死ねよ。頼むから一回死ね』









そう暴言をはきつづける内に
段々足のけりあいになる。








もう面倒だわ。死ねこいつ。

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