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慌てて弁解される。
『ふふ、引いてない』
「ほんとに？」
『びっくりしただけ。ありがとう』
分かりやすく安堵する姿に笑ってしまう。
自分が言ったことに今更恥ずかしくなったのか、ぎこちなく笑ったテヒョンはまた視線を窓の方へ戻した。
確かに自分でも変わったと思う。
大学に入ってから長らくブラウンに染めていた髪も黒に戻したし、服の系統も大人っぽいブラウスとか少しだけ肌を露出するようなものになった。
髪も梳いてロングヘアからセミロングくらいにした。
ジョングクの好きなタイプに近付きたかったから。
だから雰囲気変わったと思ってもらえたのは素直に嬉しい。
自分で言うのはなんだか気恥ずかしくて
そうかな？ってとぼけた返事をした。
「好きな人でもいるの？」
『どうだろう』
「え、ほんとにいるの？」
まさか私がそう言うと思ってなかったのか
少し上ずった声が返ってきた。
まだはっきり肯定はしていないけど、こんな曖昧な言い方したらそりゃ肯定に捉えられるだろう。
初めて人に公開するものだから、ちょっと胸の中がそわそわする。
『あ、3限目はじまる。いこ』
「まって、そこで話終わり？」
だってもう15分前だよ？
そろそろ動き始めないと遅れちゃう。
今日はたまたまテヒョンと同じ授業をとってる日だったから授業が始まるまでこうしてテヒョンと待っていた訳で。
机の上を片付けて席を立ち上がると、続けてテヒョンも立ち上がった。
「同じ大学の人？」
『時間ないから後で話そ』
「気になって授業集中できないんだけど」
そもそも言ったところでなんて説明したらいいんだ。
ジョングクの名前を出すわけにもいかないし、出会いとかそこまでに至った経緯とか言えないんだけど。
言わない方が良かったかもなと今更後悔するけど、もう言ってしまったからどうしようもない。
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chi134340(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございました。終わってしまって寂しい気持ちもあって複雑…。またてこさんのお話を楽しみにしています。 (2021年9月11日 12時) (
レス) id: fae26ba036 (このIDを非表示/違反報告)
JK1223(プロフ) - このお話大好きです…！更新されているとめちゃくちゃテンションが上がります！！下の方のようにテヒョンとうまくいって欲しいと思う反面…グクとグズグズになれーー！とも思ったり…（ ; ; ）これからも応援してます(*^_^*)頑張ってください！！！ (2021年8月31日 22時) (レス) id: f8bf9f9746 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ(プロフ) - どうかテヒョンを好きになってそのままでいてください！ (2021年8月23日 3時) (レス) id: a67dcb29eb (このIDを非表示/違反報告)
えま - もはや切ない。。とっても面白くてハマっています！これからも更新頑張ってください！ (2021年8月18日 10時) (レス) id: d6d16a0d4e (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - すごくハマってしまい、Twitterで写真付きでみて、占つくで読み返して噛み締めるという事をしてます笑笑更新楽しみにしてます！ (2021年8月17日 15時) (レス) id: 8165b878e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てこ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0000/
作成日時：2021年8月10日 22時
