【神威】こんなにも、愛しているのに。

帰ろうか ページ12

「今日は、一緒に帰らねェかィ」

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六限目の授業が終わった午後





わざわざ総悟君が、夜兎工まで足を運んでくれて。

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…でも、いつも学校の登下校は


「お前が変な奴に捕まったら面倒臭いし。お前の頭からっぽだもんな。誰にでもひょいひょい行くだろ」







という暴言含む神威君の提案で
一緒に行っている









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総悟君と帰るか。

それとも三人で帰るか。



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『神威君…ど、しよっか』








「………あぁ、ほっとけ」


『…っえ、！？』



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平然という総悟君だが、

そういう勝手な事をすると、後々神威君から怒られるのは私。









昔一度こういう事があり、
散々心をズタズタにされた


あのときは本当に引きこもりそうになった。

思い出すだけでも寒気が走るくらい









『………っめ、メールだけでも、入れとく、ね。』



「おう」









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今日は総悟君と帰ります
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そう一言だけ送信して、
総悟君と門を出た

サド君→←理不尽極まりない

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