【神威】誰か私をシスコン兄貴から助けてください

131訓 ページ46

「で、体調の方はどうなんでィ」





『……ちょっと頭痛でフラフラするだけ、かな』


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ふうん、と興味なさげに返事をして
火照る私の額に冷たい彼の手が乗った


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『…冷たくて気持ちいいね』









へら、と彼に微笑むと
ふいっとそっぽを向いて
「あっそ」と素っ気ない返事をされる

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空気が物音ひとつ溢さず
なんとなく気まずい雰囲気に陥る







…あれ、私なんか悪い事言ったかな。







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『…え、と。あの、、学校休んで大丈夫なの…？』



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平然と私の家にやってきたが
今日は平日。勿論学校がある



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まあ、若干不良が混じる沖田君にはたいした事ではないのだろうけど

そこまでして私の看病をされると
なんだか罪悪感というか、なんというか。

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濡れタオルやら、色々と準備をしてくれている沖田君はくるりとこちらを向いて


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「…別に。これくらい平気でさァ。
学校よりお前といる方がよっぽどマシだしな。」


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ニヤリ、とほくそ笑む彼に

私は只でさえ熱い体を一気に上昇させさ



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…ほんとに。何でこういうことを平気で………







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「おーい。顔真っ赤だぜ。照れてんのか」


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『………貴方は馬鹿なんですか』





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熱のこもる顔を両腕で隠し


未だ黒々しく笑っている彼の視線が突き刺さる







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…サディストの塊だな、この人。

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