130訓 ページ45
とある快晴の平日
『ッゲホ、コホッ……、、』
朝から体調が悪い私は
久々に学校を休んだ
神威は「看病する」とか言って
ついさっきまで私の隣で擦り寄っていたのだが
風邪がうつるとまた面倒なので、
阿伏兎クンに無理矢理連れ去ってもらった。
頭がぼんやりとして
薬の眠気で意識が遠のいていく最中
ピンポーン、と聞き慣れた冷たい機械音が
私の耳を通った。
重苦しい体を起こして、玄関のドアを
カチャリと開けると。
「___…よ。」
『……え、沖田君』
銀魂高校の学ランの隙間から青いTシャツを覗かせ
相変わらずのポーカーフェイスで
私を見やる沖田君。
冷たい風が私の体を通り抜ける中
“チャイナからAが風邪だって聞いてな。いてもたってもいられなくなったんで。”
なんて、完全なる殺し文句を平気で口にした彼。
この前の神威の気持ちが分かった気がした。
「ま、お邪魔しやすぜ」
と許可なくズカズカ家に押し入る沖田君を横目に、はぁ、とため息をついて
とりあえずリビングのソファに腰を下ろした。
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リンネくん - 楽しく読ませてもらってます!114訓で人目って書いてありますが、一目ではないでしょうか…あってたらすいません (2019年8月2日 10時) (レス) id: a93b469fa7 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - 神威のシスコン設定最高(n*´ω`*n)これからも頑張って!! (2016年2月17日 15時) (レス) id: c8117c89b6 (このIDを非表示/違反報告)
緋奈 - このままいちゃこらさせて下さい! (2016年1月10日 13時) (レス) id: 09362b4325 (このIDを非表示/違反報告)
Moonlight - あと、沖田君との絡みもっと見たいです! (2016年1月9日 1時) (レス) id: 69d7b914a2 (このIDを非表示/違反報告)
Moonlight - このままイチャイチャさせてください!!お願いします! (2016年1月9日 1時) (レス) id: 69d7b914a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/huumi0001
作成日時:2015年11月15日 2時