検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:133,963 hit

かまってちゃん* 14 ページ15

.



.




A「 っ … んんんっ … 」




ここ何処だろう …

病院 … ?

っていうか、頭痛い …

右手で頭を触ろうとすると、腕にも激痛が走った。

そうだ、あたし箭田に …




総悟「 起きやしたか 」


近藤「 A!! 」


A「 そーご、近藤さん … 」




腕と頭と脇腹に包帯が巻かれている感覚に

ようやく状況が理解してきた。

うわぁ、私やらかしちゃったんだよね …




近藤「 丸二日も目が覚めなくて …

でも脇腹の傷も腕の傷も浅くて良かった! 」


A「 ええ!?丸二日!? いてててっ … 」




大声を出すと頭の傷に響く。

傷は傷でも深かろうが浅かろうが、痛いもんは痛い。




総悟「 箭田は無事捕まりやした。
お手柄だったな、お前さん 」


A「 ああ … ていうか、 」




病室には総悟と近藤しか見当たらない。




A「 とーしろうは!!!! 」




また大声を出してしまい、頭に響いてズキズキするけど

生憎今はそれどころじゃ無い!!




近藤「 今さっきまで居たんだけどな〜。
タイミング悪く、仕事に戻っちまったよ 」




えっ。

何それほんとにタイミング悪いやつじゃん!




総悟「 でも土方さん、ずっとここから
離れなかったんだぜィ 」


近藤「 ああ。それで今、溜まった分の
仕事を片付けるとか言って出て行ったんだ 」


A「 なななな、う、嘘でしょ!? 」




え、やばい超嬉しい。

もう私絶対今日退院して、
とーしろうに会いに行ってやる!!




総悟「 顔が茹でタコみてェでさァ 」


近藤「 だ、大丈夫か? 」


A「 私、今日退院します!
近藤さん!退院手続きやって来て!早く! 」




目をキラキラして鼻息を荒くさせながら言うと、

近藤さんは『 お、おぉ 』と言って部屋を出て行った。




A「 待っててね!愛しのマイダーリン!! 」




私の声が病院中に響き渡って

総悟に冷たい目で見られたのは、

言うまでも無い。




.



.

かまってちゃん* 15→←かまってちゃん* 13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (146 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
292人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

サングラス - 更新待ってまーす!!頑張ってください! (2016年9月30日 16時) (レス) id: d1c26ece08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 更新ありがとうございます!楽しみに待っています! (2016年9月25日 15時) (レス) id: 724671e904 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 更新楽しみにしています\(^o^)/ (2016年9月20日 23時) (レス) id: 724671e904 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 続きが気になります!楽しみにしてます! (2016年8月4日 23時) (レス) id: 724671e904 (このIDを非表示/違反報告)
カノン - めっちゃ面白い!更新頑張ってください! (2016年6月5日 23時) (レス) id: 6bbd9f1b73 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:欅 たら子。 | 作成日時:2016年3月25日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。