かまって、とーしろう！【銀魂】 (ページ11)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:133,953 hit

かまってちゃん* 10 ページ11

.

.

A「ザキ ....... お久 ..... 」

山崎「 Aさん！お久ぶりです！
随分と疲れてますけど … 何かあったんですか？」

A「いや、ちょっとね ...... 」

あんのサド野郎！！！！！

渡された紙通りの場所に行ったのに、

イヤ絶対違うだろ。って場所に辿り着いて

すんごく大きな寄り道をしてしまった！！

しかも本物の地図はポケットに入ってたし！！！

それはありがとね総悟！！！！！←

A「それで、箭田の住んでる家ってのは？」

山崎「ちょうど、向かいにあります」

ここはおんぼろアパートの二階。

箭田の住処は向かいにあるアパートらしい。

山崎「あっ！箭田が帰ってきました！！」

A「えっ？どれ？」

『彼奴です』とザキが指をさした先を双眼鏡で見た。

あれが箭田賢介か …

見た目はまあ普通の好青年で、

とてもブツをやっているようには見えない。

A「箭田の行動範囲は？」

山崎「はい。夜の１０時になると、
決まって家を出ています。
それから路地裏に行ってブツを交換している、と … 」

A「なるほど、そのタイミングに行けばいいのね … 」

作戦はこう。

私が田舎から出てきたお嬢様を装って、箭田と接触する。

金を持っていると思い込ませれば、

箭田は私にブツを買わそうと食いつくだろう。

それに田舎者っていうのも、ポイントになる。

山崎「 Aさん、気を付けて下さいね。
相手は、中毒者です。
見た目はああでも、中身は異常なんですから」

A「うん、ありがとう。
ザキはもう屯所に戻ってゆっくり休んで！ご苦労様！」

山崎「では、お言葉に甘えて失礼します。
あ、あんぱん何個か置いていきますね！」

A「ありがと！助かる！！」

ザキが部屋を出て行ったあと、

私は用意された高価な着物に着替えて

あんぱんをムシャムシャ食べながら外を眺めた。

ああ、とーしろうに会いたいな。

.

.