大人のフウカのなやみ ページ9
「・・・・おい・・・・フウカ・・・・お前ちょっといらつきすぎだ。なにをそんなにおこってるんだ?・・・・」
オレがそう聞くと大人のフウカは驚いたようで、目を見開き絶句していた。
「・・・・なんか言いたいことがたまってんのか?だったらそっちを話してみろよ」
オレがとどめとばかりにそう言うと完全に大人のフウカは固まっていた。何分かたつと、
「・・・・そっか・・・・さすがチトセ。わかっちゃうんだね・・・・」
大人のフウカはいろんな意味が入ったため息をつき、
「・・・・それじゃあ話すよ・・・・これからおこる・・・・出来事を・・・・」
そういって大人のフウカは話し始めた。
「・・・・あたしが20歳になったとき、正式に銀の城の王女になったの・・・・はじめは楽しかった。みんなあたしをみると、『フウカさま!フウカさま!』ってかんじだったから気持ちよかった・・・・でも、時間が経つとそんな気持ちよかったなんて気持ちはなくなった。毎日毎日毎日毎日、仕事仕事仕事仕事の毎日でつかれちゃったのよ。やってられなくなったのよ。それでもママも同じことしたんだから大丈夫って、そういいきかせてここまでやってきたけどやっぱりだめみたい・・・・ストレスはたまるは、つかれが増えるはでやってらんないのよ・・・・笑う?こんなだめだめなあたしが女王だなんて・・・・って・・・・」
大人のフウカはため息をつきながらオレに話した。それを聞いたオレは、
(・・・・いったいどうなってるんだ?あのめんどくさがりやで自分勝手なフウカがここまでがんばるなんて・・・・いったい何がおこったんだ?・・・・)
そんなことをかんがえながら、
「・・・・別にいいじゃないか。ストレスを発散させたって・・・・」
オレがそうつぶやくと、大人のフウカは口をぽかんとさせ、顔を上げる。
「・・・・たとえば今みたいに大人のオレとやりあう・・・・とか・・・・」
オレがそう続けると大人のフウカは次第にこまったように笑い、
「・・・・そっか・・・・やっぱりチトセだね・・・・同じこと、いうなんて・・・・」
ぷっと吹き出した。そしておなかを抱えて笑い出す。オレは最初、そんな大人のフウカをけげんに思っていたが、だんだん大人のフウカの笑い顔をみていくうちにそんなことはどうでもいいやと思わせる顔なようで、オレもつられて笑ってしまった。そして数十分笑うと、
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美月(プロフ) - 風花さん» ありがとうございます!!すみません。なかなか更新できなくて・・・がんばりますね!! (2014年8月15日 19時) (レス) id: 7c76455088 (このIDを非表示/違反報告)
風花(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい(^O^)楽しみにしてます(*^▽^)/★*☆♪ (2014年8月14日 22時) (レス) id: 344970d843 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - Seere(元Gremory)さん» ありがとうございます!!すみません。なかなか更新できなくて・・・がんばりますね!! (2014年1月13日 14時) (レス) id: 7c76455088 (このIDを非表示/違反報告)
Seere(元Gremory)(プロフ) - 美月さん、お久しぶりです(^^)気になったので拝見させて頂きました♪フウカちゃんのいとこ設定がとても新鮮に思えます!!忙しいかも知れませんが、これからも更新頑張ってくださいね♪ (2014年1月12日 1時) (レス) id: 160a759c96 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - *文乃*元 paseriさん» ありがとうございます!!このごろはいそがしく、あまり更新できていないのですが、これからもがんばりたいと思います。 (2013年11月28日 17時) (レス) id: 051a33b0a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:美月 | 作成日時:2013年11月15日 23時