らくだい魔女と王女のいとこ２

やりにくい ページ20

ロボットがきた。ロボットがオレの目の前にパンを２皿とアップルジュースを置く。オレはそれを見てまずはラ、スクを食べる。

「・・・・うまい！！！」

このさくさく感がとってもおいしい。次はフレン、チトー、ストを食べる。

「・・・・これもうまい！！！」

パンだからサクサクしてるのかと思えば中はふんわりやわらかで甘く、おいしかった。全部食べ終わるとロボットがやってきて、

「・・・・ゴケントウヲ、イノリ、マス・・・・」

そういうとオレに手をかざす。ロボットから光があふれる。オレはまぶしくて目を閉じた・・・・
　 § § §
オレが目を開けると新たな部屋にきていた。そしてそこにいるのは・・・・

「・・・・フウカ！？」

そう。現在のフウカだった。過去、未来ときていたので現在のフウカと戦うことになることは十分考えていたことなのだがこうも本物そっくりだと戦いにくい。
(・・・・落ち着け、オレ・・・・)
オレは１回深呼吸をし、フウカに近づいた。現在のフウカは目を開ける。

「・・・・この先に、行きたい？」

本物のフウカと全くかわらない顔、声、身長・・・・に、あれはフウカじゃない。わかっていることなのに本物のフウカがいるかのように思える。
(過去のフウカも、未来のフウカもこんなに動揺しなかったのに・・・・くそ・・・・)
オレは頭を切り替えるため、一度深呼吸をする。そして、

「ああ！」

オレは覚悟を決めそう叫ぶと、

「・・・・そう・・・・それじゃあ・・・・さようなら！！」

現在のフウカはそう言って、「・・・・風よ！！」と、呪文を唱える。それを聞くや否や、

「時のくさり！」

慌てて呪文をかける。だが、フウカはさっきの呪文で出していた風を使ってうまくよけた。そして、

「銀の地の魔女、フウカが命じる！・・・・」

「ー時の門番よ・・・・」

「風よ、かの者をとらえる、いましめの風となれ！」

「わがのぞみをききいれたまえっ」

オレは時を止めようとするが、フウカのだした風がオレの邪魔をしてなかなか思うように魔法を使うことが出来なかった。それはフウカも同じようで、オレの出した時の魔法がフウカの邪魔をして思うように魔法を使うことが出来ないようだった。そんな五分五分の中、お互い相手に魔法を当てようとがんばっていたがついに魔法が消えた。そこですかさず、

「銀の城と悠久の時をともにする風よ・・・・」

「時の門番よ、われは時をつかさどるもの・・・・」

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