目深フードの下【呪術廻戦】

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昔、体術を学んだ師匠に言われた

｢お前は兎みたいだ｣と









｢兎は死にそうな時に強烈な後ろ蹴りをかます、おめぇと似とるんじゃ｣

｢おめぇは強い、自信もて、背を向けんなよ｣









真希さんから向かってくる

上下、右と思わせて左

予知していたかのように受け流す

少し距離を置く









｢なんだよ、ビビってんのか？｣

｢...様子見｣

｢あっそ｣









真希さんも様子見だったのか

さっきより速く向かってくる

複雑にとんでくる拳と蹴り

避け、流し、避けるそれを繰り返す









うん、大体わかった

次はこっちから









ドンッと地面を強く蹴る

空中から向かう、真希目掛けて

足を真希の首に掛け、全体重を後ろにかける









｢はっ？？？｣

｢えっちょっ、うわっ！！｣









体を曲げ、地に手をつく

真希も抵抗しようとAの足を掴む

それを待っていたかのようにAは勢いをまして真希をぶん投げる









｢やば、真希よりちっこい奴がぶん投げた｣

｢僕は絶対できない｣

｢こんぶ...｣

｢あんな激しく動いてるのにフード取れねーな｣

｢しゃけ｣

｢あれ、真希負けんじゃね？｣









真希さんがちゃんと着地できるのはわかってた

深追いはしなかった

天与呪縛の怖い所は身体能力が異常なほど高い事

私も高い方だけど...昔はやばかった

今は知らないけど...









｢初期憂太よりは断然ましだな｣

｢あれはビビったけど｣

｢なら良かった｣









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