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頭がないのに立っているのは呪霊で間違いない、と言っていいだろう。呪霊はこちらを向いた。そしてどこから声を出しているのかわからないが声が聞こえた。
「たのしいねぇ!おさかなさんいっぱいいる!!ねぇおねいさんたちもおさかなさんみにきたんでしょ?」
「、、、、、っ!」
聞こえる、というより脳に直接響いてくる。このままだと頭が割れそうだ。だめだ、と思いナイフを1本呪力で浮かびあげる。放とうとしたら狗巻君に止められた。
「おかか」
「なっ、なんで、、、」
「高菜」
ネックウォーマーを下げ、狗巻家の呪印が印された口を開く。狗巻君の技は強力だ。しかし、この呪霊は3級。いや、4級いくかいかないかぐらいだ。
「"表れろ"」
なぜ、と思ったのも狗巻君が発した声をきくまでだけだった。呪霊が分離した。片方は肉片にも見える呪霊に。もう1つは頭のある男の子に。
私はすぐさまナイフを呪霊の方に飛ばして殺した。男の子は呪いに体を当てられていたが命に別状は無かった。
危なかった。このまま狗巻君が止めてくれなかったら誤って人を殺してたかもしれない。そう思った途端冷や汗が止まらない。
「ありがとう。狗巻君」
「しゃけ〜」
狗巻君は気にしてないようだが、気をつけなくては。
人を取り込む呪霊。これは狗巻君がいなかったら大変なことになっていたかもしれないな。
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華菜(プロフ) - 桃色の金魚さん» 嬉しいです!(モチベアップ) (2021年5月28日 18時) (レス) id: 5b260f98c6 (このIDを非表示/違反報告)
桃色の金魚 - 面白いですっ!!!!!更新待ってます!!(*^^*) (2021年5月23日 22時) (レス) id: 0a385f256a (このIDを非表示/違反報告)
華菜(プロフ) - 三隣亡さん» ありがとうございます!! (2021年3月31日 7時) (レス) id: d023fbeb26 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年3月29日 18時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
へまとふぃりあ - パーカーの素材がとても気になります。 (2020年11月25日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華菜 | 作成日時:2020年11月17日 16時