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……………………暑っつい。
まだ5月に入ってすぐだというのに何だこの暑さは。元々の気温もそこそこある。それにプラスして制服は真っ黒で陽の光を集めている。そして、私はフードを被っていて汗が止まらない。
｢こんぶ？｣
｢う〜ちょっときついかも………。でも、水族館着けば少し平気になるかもしれないからもうちょっと頑張る｣
｢おかか……｣
狗巻君のネックウォーマーみたいなやつも暑そう。そんなことを考えてたらなんだか頭がぼーっとしてきて、クラクラする。
｢ツナマヨ｣
｢っ、わっ｣
急に手を引っ張られると、無理矢理日陰に連れられた。おそるおそる狗巻君の顔を覗くと頬をふくらませて怒っている。｢ここで休んでろ｣と言いたげだ。
狗巻君がどこかに行ってしまって、追うにも体が動かず日陰のベンチに座る。吹き抜ける風が気持ちいい。
ぴと、となにか冷たいものが手に触れてびっくりする。顔を上げるとペットボトルを持った狗巻君がいた。
｢(あ、飲み物買ってきてくれたんだ)｣
｢ありがとう。………ごめんね｣
｢？｣
｢足引っ張らないようにしようって思ってたの。それに、現場に早く行かなきゃ行けないのに無理しちゃって…迷惑かけちゃった。本当にごめんね｣
｢高菜｣
｢え？｣
狗巻君はポケットからスマホを取り出そうとした。が、ふと何を思ったのかやめてまた私の手を取った。
するとまたぐんっと引っぱり走り出した。
｢わっ、ちょっと待って！｣
｢おかか〜｣
｢！ツナツナ！！｣
｢え？｣
ほら、と指をさした先を追うとものすごく大きい水族館のモニュメント、ガラスで出来たイルカが陽の光に当たって輝いていた。
｢わぁー！きれい！｣
｢しゃけ！｣
これから、どんな地獄が襲ってくるのかまだわからないけど今はちょっと楽しんでもいいかな？
｢うーーーーん。"青春"。だねぇー！｣
木漏れ日の下、五条悟は2人の相性が心配で見に来ていた。が、仲つむまじく水族館に入っていく2人を見ると安心して自分の仕事へと向かった。
｢(あの2人なら人魚とやらも余裕で倒せるっしょ)｣
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華菜(プロフ) - 桃色の金魚さん» 嬉しいです！(モチベアップ) (2021年5月28日 18時) (
レス) id: 5b260f98c6 (このIDを非表示/違反報告)
桃色の金魚 - 面白いですっ！！！！！更新待ってます！！(*^^*) (2021年5月23日 22時) (レス) id: 0a385f256a (このIDを非表示/違反報告)
華菜(プロフ) - 三隣亡さん» ありがとうございます！！ (2021年3月31日 7時) (レス) id: d023fbeb26 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです！！これからも頑張ってください！続きを楽しみにしてます！ (2021年3月29日 18時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
へまとふぃりあ - パーカーの素材がとても気になります。 (2020年11月25日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華菜 | 作成日時：2020年11月17日 16時
