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高専への帰路を歩いている途中、またしても五条さんが思い出したかのようにポンっと手を叩いた。
「そーだった!思い出した!Aと棘に仕事があるんだ」
「仕事??」
「そそっ、恵達は先に帰ってて〜」
そう言った五条さんは懐から二通の文を取り出してAと狗巻に渡した。
「この情報は門外不出で2人だけしか知れないから。勿論この文を渡してくれって頼まれた僕もね」
「高菜…」
「大丈夫!棘は準1級になれたんだし、Aだって一応特級なんだ。パパパーっと終わらせて早く帰ってきな」
「しゃけ!」
「あの、"一応"特級ってなんですか?」
「この前へっぽこ起こして寝てたのはどこの誰だったっけなー?」
「う"、ごめんなさい」
今回は狗巻君と一緒か。2人で任務は初めてだけど狗巻君はおしゃべりだから空気が悪くなるなんてことはないよね。
五条さんと別れてすぐ、明日に備えて早く寝ることにした。
帰ろうとするとツナ、と狗巻君に手を取られた
「わっ、どうしたの?」
「高菜?」
「あ、LINE?…そうだね連絡先知ってた方が便利だから…全然いいよ。交換しよ」
「!!!」
買ったばっかでまだ、使い慣れてないスマホを取り出し、この前真希とLINEを交換した時を思い出しながら交換するためのQRコードを画面に写す。
友達に追加した後すぐおにぎりのアイコンからメッセージが届いた。
『よろしく!』
ちゃんと狗巻君の言葉を見るのは初めてで、文字と狗巻君の性格が合ってて思わず笑ってしまった。
「っふふ!こちらこそよろしくね!」
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華菜(プロフ) - 桃色の金魚さん» 嬉しいです!(モチベアップ) (2021年5月28日 18時) (レス) id: 5b260f98c6 (このIDを非表示/違反報告)
桃色の金魚 - 面白いですっ!!!!!更新待ってます!!(*^^*) (2021年5月23日 22時) (レス) id: 0a385f256a (このIDを非表示/違反報告)
華菜(プロフ) - 三隣亡さん» ありがとうございます!! (2021年3月31日 7時) (レス) id: d023fbeb26 (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - とても面白いです!!これからも頑張ってください!続きを楽しみにしてます! (2021年3月29日 18時) (レス) id: 9280cade43 (このIDを非表示/違反報告)
へまとふぃりあ - パーカーの素材がとても気になります。 (2020年11月25日 20時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華菜 | 作成日時:2020年11月17日 16時