天邪鬼【稲荷崎】 (ページ4)

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3 事件前ページ4

『おれな〜先輩方がめっちゃ好きやねん』

帰り道、独り言のようにつぶやく、北とアラン、練、赤木は知っている

いつも言っていることなので、もうそれをからかったり、否定もしない。

おれは決意の言葉を話す

『先輩が大会終わって、卒業してしまうと寝込むぐらい落ち込む...

それを先輩達は知っとる。せやから、おれは先輩を

嫌いになる』

少しびっくりした顔を見せる、せやけど沈黙で了解してくれる

『なんかあった場合は止めんといてくれ、1年をよろしくな』

来年は3年か...今、言うしかないか？

『...あのな、もうひとつええか？みんなに伝えてないことがあってな、

...おれ、元ヤンなんよ...』

これは1年からの仲なんだけどいい出せなかった事...追加で、ごめんと謝る

北｢謝んなくてええ｣

その以外な言葉に『え、』と、声をこぼす

北｢うちの大弾幕知っとるよな？｣

...[思い出なんかいらん]北があまり好きやない言葉。

『それがどうしたんや？』

北｢簡単なことや、昔は昔、今は今やろ？その、昔があって今がある

お前が元ヤンだとか知ったこっちゃねぇ、AはAやで？｣

『...北ぁ、泣けるやないか...って北...お前ってこんなに優しかったん？』

｢...は？｣と北が目を見開いてこっちを見る、それを見てニヤリと笑う

『てか、お前ほんとに北か？いつも北なら、
この4人でいる時は弓削って言ってるんやけどどないしたん??!』

...沈黙が広がる、ふふふ、わざとこんな空気にしたんや

なんか面白いことないんかな？

尾｢って、そんなことあるかーい(笑)いつも北はAって読んでるやないかい!!｣

北｢や、やっぱりそうよな？弓削が変なこと言い出したから、
また頭湧いたんかなって思ってしもうた｣

他のふたりもウンウンと、うなづく

『ちょっとそれは失礼やないか!!』

どっと、笑いが起こる、この時間が好きだ、みんなで笑い会う時間が

だけど...しばらくお休み、自分ができることってなやろ...

部活は禁止だけどバレーはやっちゃいけないなんてゆぅてへんし...

できること...あるやん

『ふふっ』

赤｢??どないしたん？｣

『あっ、いやなんでもないで!!さっ！はよ行こ!!』

まだバレーはできるんだもう終わったわけじゃない