隣に二口がいるとあったかい【二口堅治】

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｢だから……別れるとか、言うなよ…？いや、伊月が嫌なら言っても、いいけど……最後にキスくらい……｣



｢堅治｣



あのね、



｢思い込み激しすぎ。ばーか｣



｢……は？思い込みって｣



｢好きだよ、堅治のこと。ずっと堅治の隣であったまりたい。｣



堅治がたくさん言ってくれたから、私も言いたい。



｢伊月……｣



｢私なりに、返事の仕方考えたんだ!結婚したら私も二口になれるからずっと二口って堅治のこと呼べないって思ったから｣



私はね、あなたとなら結婚っていうものをして、ずっと隣にいたいと思ってる。



｢堅治。｣



｢……あのさ、俺もうよくわかんねーや…でも、それは俺にとっていい返事ってことでいいの？｣



｢私にとってもいい返事。でも、卒業して大学行ってからだよ？結婚式とか正式に結婚するのはまだまだ先!!大学では婚約ね!｣



｢ああ、婚約!!約束は破らせねぇからな。｣



｢私だって!｣




今日も二口堅治の隣はあったかい。



それはきっと、この先もずっと変わらない＿＿＿

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