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時の流れは早い。伊達市内ナンバーワン決定戦当日。
「ここでいいかな」
彩美と来る予定だったけど、彩美は午前中用事があるらしく午後から来ることになった。
松葉杖の私は座る時、松葉杖を置かなきゃいけないから周りにあまり迷惑にならない壁際の隅っこの席に座った。
[本大会に参加される高校の紹介に移ります。]
アナウンスさんの声、綺麗だなぁ
「本日の試合予定の配布をしております。よろしければいかがでしょうか?」
「あ、1枚ください!」
「はい!」
伊達工が何時に試合するか、ちゃんと知っておかなきゃね。
[伊達工業高校]
あ、伊達工……
「伊達市内ナンバーワンって伊達工で決まりだろ」
「だな。強豪、鉄壁……勝ち目ないべ。」
観客席からちらほら聞こえる伊達工の話。その話はどれも伊達工が優勝するだろうで持ち切り。
[以上で参加高校の紹介を終わります。またこれをもちまして、開会式の一切を終わります。全高校の健闘を祈ります。]
あ、途中から来たから分かってなかったけど開会式の最中だったんだ。
「あ、伊月ちゃん?」
「舞ちゃん!」
「やっぱり来てたんだー!あのね、二口くんがね、開会式前にまだ伊月来てないーって叫んでたよ」
「えっ」
「ふふっ、愛されてるねー!じゃあ私横断幕はらなきゃだから!」
二口……松葉杖慣れなくて思ったより時間かかっちゃったのー!!ごめんね。
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天空(プロフ) - 朱奈*2さん» ありがとうございます!まさか続編を望んでくださる方がいらっしゃるとは……!嬉しいです。只今から続編の作成にかかりますので出来ましたら、本小説でお知らせします! (2017年12月20日 19時) (レス) id: 3905a25e6e (このIDを非表示/違反報告)
朱奈*2(プロフ) - 是非!!続編書いてほしいです!! (2017年12月20日 16時) (レス) id: e04659414e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天空 | 作成日時:2017年12月10日 9時