清ヶ峰中学吹奏楽部の日常 【合同校メンバー募集中】

七話 ページ10

清ヶ峰中三年 パーカッション
紺ノ崎 瑛
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今日は合同練習だ。


常々思うが俺の周りの人間は堅い気がする。

高野中に至ってはほぼ全員が名字で呼び合う。

どうして一緒に演奏する仲間を名字で呼ぶのかよく分からない。

高野中に居る従姉妹の果歩は、俺に似ているのかハイテンションで先輩も同級生も名前で呼ぶ。

なのにトロンボーンの部長もトランペットの黒髪くんも名字呼びだ。解せぬ。ていうか高野、男子部員多いよないいなぁ

そうだ、果歩果歩。

どこだろう。

ドラムから立って果歩を探す。

……あ、居た。

いつもは下ろしている焦げ茶色のロングを、今日は気合いが入っているのかポニーテールにしている。

近くにいるあれは光輝か?んで高野の竣人。なんかやってる、行こう


瑛「うぇーい何やってんの?」

果歩「あ、瑛！うぇーい」

竣人「紺ノ崎。……なんで呼び捨て?」

光輝「おお、先輩！」

果歩「従兄弟なんすよー。今ちょっと練習してたの」

瑛「俺も交ぜて貰っていい?」

果歩「私はいいよ！」

瑛「よし、練習するなら大人数の方がいいだろ！俺も元トランペットだし」

果歩「あーそうだったね」

瑛「あ、そうだ澪夏呼ぼう、澪夏ー！れーいーかー！」


澪夏は清ヶ峰残念副部長でアルトサックスを吹いている。

俺が澪夏を呼ぶと、練習していた澪夏は黒髪のボブを揺らして、不機嫌そうに俺を見た。
つぶらな瞳と相反、今にも舌打ちされそうだ。


澪夏「なに」

果歩「あ、澪夏せんぱーい！こっちで一緒に練習しませんか！」

瑛「そうそう！折角皆居るんだし一緒に練習しようぜ！」


不機嫌そうな面持ちを変えないまま、澪夏は席を立った。
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人数が多いので台本書きにさせて頂きました

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