清ヶ峰中学吹奏楽部の日常 【合同校メンバー募集中】

一話 ページ4

新学期、私達清ヶ峰中学校吹奏楽部員は最悪のスタートを切った。
「でも、よりにもよって、新入部員ゼロなんて最悪ですね。先輩」
最も触れてはいけない点だったのか、先輩方は黙ってしまった。
「仮入部期間ですし、吹部に変わりたいと思えるようなことを何かしませんか？」
沈黙
「……マーチングとか、してみません？」
無視
「あ、パーカスが出来ませんよね。タム運べないんで」
ここまで無言を貫かれては困るので、黙る事にした。
トランペットでＢ♭の音を出す。
音を下げ一番低いＧまでいき、一番高いＣの音まで上げていく。
一旦、トランペットを置く。
深呼吸。
息を入れなおし、今度は曲を吹き始めた。
去年の吹奏楽祭で清ヶ峰・高野中学校が出場した時の曲。
珍しく部員が7人もいた去年の三年の先輩方と、最後に吹いたあの曲
吹き終わってもなお無視し続ける先輩
「あーあ、高野中の先輩に会いたいなあ、時坂先輩とか性格カッコイイし、
今年は部長なんだろうな、まだ誰かは分からないけど」
大声でわざとらしい独り言

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こんな感じで、更新宜しくお願いします！

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