【Req】 さあかす 【キャンディ子 さんより】 ページ8
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「サーカス」
「サーカス、行こう」
イソップさんとノートンさんがそろって来たのは
その日の夕方のことだった。
2人が一緒に私の元へ来るのは珍しい。
しかも話題がサーカスである。
私はどう反応していいか分からなかった。
「サーカスですか？
私も行きたいです！」
『マーサ』
どこから話を聞きつけたのか、
マーサがひょっこりと壁から顔を出した。
その手にはキラキラしいドレスが数着……。
勿論、私のモノだろう。
知らない間に枚数が増えているような気がしたが、
気にしないことにする。
『でもサーカスって……いったいどこであるの？』
「広場」
『イソップさん、大丈夫なの？』
意気揚々と答えてくれたイソップさんに対して
そう聞くと、
首を横に振られた。
じゃあ、何で提案したんだ。
「いきません」
「そうだよ、イソップが行くわけないじゃん。
行くのは僕とAさんだよ」
ノートンさんはどうやらサーカスに行きたいらしい。
滅多に外へ出たがらない彼がそんなことを言うなんて
珍しいな、と目をほそめた。
私の表情にノートンさんは嬉しそうに事の次第を話してくれた。
「へー、ノートンさんって友達いたんですね！」
『マーサ……』
曰く、ノートンさんの友人がサーカスの興行で
この街までやって来たらしい。
これを逃せば、いつ会えるのか分からない。
若しかしたら最後かもしれないから会いに行きたいと。
そんな捨て猫の様な表情で見ないでほしい、
行きましょうとしか言えないじゃないか。
断ろうとも思っていなかったが。
ノートンさんの口ぶりからも
彼がどれだけ、その友人を大切にしていたかがよく分かった。
『とても大切なご友人なんですね』
「うん！
……そうなんだ！」
ノートンさんと一緒にサーカスへ行くことにした。
そうみんなに伝えると、
イライさんとナワーブ、イソップさんは屋敷に残るといった。
マーサもついてこないらしい。
その代わり、綺麗なドレスを着ていくようにと言われて
普段はしないような髪形にまで結い上げられてしまった。
マーサにここまでしなくても、と言えば
「女の子は着飾ってなんぼです!」と捲し立てられた。
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あまね(プロフ) - 完結？！ (10月1日 11時) (
レス) @page10 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ子(プロフ) - 三千幸さん» はい！いや、多分上手だと思います！なんか上からですみません。書いてくれるだけで嬉しいです！ (2020年3月16日 20時) (レス) id: c401cf24f7 (このIDを非表示/違反報告)
三千幸 - キャンディ子さん» OKですよ。マイク君はまだ、本編に出てないので書き慣れてないのですが、大丈夫ですか？ (2020年3月16日 20時) (レス) id: d839c37112 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディ子(プロフ) - あの、リクエストよろしいでしょうか？マイクくんとの恋愛のお話が見たいのですが……リクエストってこんな感じでいいですか？ (2020年3月16日 20時) (レス) id: c401cf24f7 (このIDを非表示/違反報告)
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