俺の彼女がこんなにも可愛い【伏黒恵】

25話　伏黒side ページ31

伏黒side





『……くん、……恵くん』

伏｢ん……あ、すみません！｣


あのまま未来さんに寄りかかって寝てしまうところだった
未来さんは包容力があるから抱きしめられると安心してウトウトしてしまう


伏｢ごめんなさい、重かったですよね｣

『ううん、疲れてるんだよね。何か食べる？
　恵くんが1番好きなの作ってあげよう！』

伏｢え、いいんすか｣


ここだけの話未来さんの料理は超美味い
この前いつの間にかパプリカ入れられてたけど知らない間に食えてた

家にいた頃は使用人さんとかが居たらしいから全く料理をしなかったらしく、初めての料理は高専に来てかららしい
所謂、才能というヤツなのだろう
とりあえず何作っても美味い


伏｢未来さんの料理、なんでも美味いから
　 1番好きなのとか決められないです｣

『またまた〜、ちょっと冷蔵庫見てくるね』

伏｢俺も着いていっていいですか｣

『いいよ〜、今日は甘えたさんだねぇ、ふふ』

伏｢……はい｣



甘えた、と言うよりは不安なんだ

津美紀の姿をした呪霊と戦ってから、未来さんも津美紀のようになってしまわないか、いつか消えてしまわないかと考えてしまう

未来さんは疑うことのない善人だ
本当は俺なんかと一緒であるべきじゃない
俺といることで傷つき、呪われてしまうかもしれない

それがただただ怖いんだ



『恵くん、オムライスでいいかな？』

伏｢！、はい、未来さんのオムライス大好きです｣

『へへ、ありがとう』



でもやっぱりこの人と一緒にいたい
この笑顔を守りたい


ねぇ、未来さん
俺はまだ貴方より全然弱いけど
貴方を守れるくらい強くなります
だから、俺のそばにいてください＿＿＿＿＿＿＿





　



　

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