不思議な病院の日常【派生作品】 (ページ9)

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【？？？病】の日常ページ9

みなとside

今日は、ぼくの日常をお話していこうと思います！

ぼくの病気は、病名がわかっていないんだ。だから、【？？？病】。

まぁ、大体、予想はつくけど言っちゃったら、くうたちとお話しできなくなっちゃうんだもん。

だから、まだ、ここに居させてね。

今日は、彷徨と一緒にくうの所に遊びに行こうと思う！

くう「やっほー」

彷徨「やほ。」

みなと「おぉ、くうじゃん。やっほー」

まだ大丈夫そうだね。けど…

くう「ねぇみてー、、この花弁全部僕の、、、」

彷徨「オレンジと、、、黄色、、ばっかり、、、」

また泣いたのか。けど、気持ちはわかるよ。

みなと「くうはオレンジと黄色が好きなのか？」

くう「ん－、、、好きとかわかんない。」

ナァ「まーた花弁が、、、くうの部屋はいつも花弁だらけだな。また泣いたのか？」

くう「、、、すいません、、、」

！いつの間にナァ先生いたの!?びっくりした。

ナァ「まぁまぁ、怒ってないよ？」

くう「、、、」にこ、

彷徨「、、、だいじょうぶ、、、？」

ぼくがつらいとか関係ないし、くうが元気になったらいいな。

みなと「、、、お散歩するか？」

くう「でもそしたらみなと君がつらいし、、」

彷徨「え？みなと君は普通に歩いてるし、？」

みなと「、、、？」苦笑

くう「、、、なんでもない。」

はは、くうにはバレてるか。

そう、ぼくは普通に、話したり歩けたりはするので

お医者さん・看護師さんのお手伝いをしている。

んだけど、正直言って意識を保っているだけでも精いっぱいなんだよねぇ。

いままで、このことをお医者さん等々や同じ患者仲間にも言わずに、

ただただフツーの毎日を過ごしている(ように見せている)んだけどね。

バレちゃったか。

けど、まだ言わないでね。これは、ぼくのエゴだけど。

みなと「大丈夫だよ！くうと彷徨がいいなら、お散歩に行こう？いいよね、ナァ先生！」

まだぼくは生きれる。

だから、待ってて。

ぼくは、ここにいるよ。

【梨棗黍に粟嗣ぎ延ふ葛の後も逢はむと葵花咲く(なしなつめきびにあわつぎはうくずののちもあはむとあふひはなさく)】

【梨棗黍に粟嗣ぎ延ふ葛の後も逢はむと葵花咲く(なしなつめきみにあわつぎはうくずののちもあわんと逢う日、花咲く)】