【恋愛革命!!】不良の俺が会長の心を奪います。《ｲﾅｽﾞﾏｲﾚﾌﾞﾝGO剣城京介》 (ページ3)

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完全下校時刻直前なのに…。
全く、手間がかかるなぁ…。

事務員の人に生徒会です、と言って校舎に入る。
完全下校時刻の後でもお咎め無しに校舎に入れるのは生徒会長の数少ない特権の一つだったりする。

階段をほぼ一段飛ばしで駆け上がる。
普段は絶対やらないけど、違反した生徒の注意の方が最優先だから。

ようやく屋上の扉の前に着き、重いスチール製の扉を両手で開けた。

少し強めの風が吹き、目を細める。
そこには一人の生徒が立っていた。

逆光でよく見えなかったけれど、徐々に目が慣れてきて…

あ「あーーーーー!!??」

？「ぅっせー。」

そこに居たのは、先程ぶつかった不良さん。
違反者も確保出来て、さっきお説教出来なかった分も出来て…って、一石二鳥のチャンス!!

あ「貴方、さっきも言いましたけど、その制服は何なんですか!?
あと、完全下校時刻には校舎を出る決まりですよ!!さっさと…」

完全下校時刻を守ってもらおうと言ったところで

キーンコーンカーンコーン

あ「……。」

虚しく完全下校時刻を告げるチャイムが鳴り響いた。

すると、不良さんが初めて(というか会ったのは二回目だけど)口を開いた。

？「お前だって、破ってんじゃん。完全下校時刻。」

私は胸をはって宣言した。

あ「私は生徒会長なので問題ないです。」

不良さんは納得、と呟いた後、

？「じゃあ、お前、中二だよな？
この前先輩が引退したんだからな。」

あ「まぁ…。」

すると、不良さんはニィッと笑った。

？「先輩の言うことは絶対だよな？」

あ「？当たり前です。」

何を言っているんだろう。
そんなの当たり前じゃない。

不良さんは荷物を持つと、私の目と鼻の先まで詰め寄った。
って、この人意外にカッコいいかも…

？「俺、中三だから。見逃せよ？先輩命令だ。」

頭が色々こんがらがって、先輩命令、という言葉に思わずはい。と答えてしまった。

不良先輩(？)が立ち去り、頭の中で物事を整理していった。

あ「………やられた…。」

私は騙されたショックで暫く呆然としていた。

＊
やばい、gdgd過ぎて泣けるっw

あじゅ頑張ってw