＋４１話＋ ページ42
初めて口にした助けの声。
私は人に助けを呼ばないのがモットーだったため…
今まで一度も人に助けを求めたことはなかった。
でも…今。
本当に助けてほしいと心の底から思ってる。
それだけ今、私は極限の状態に立たされてるのだ。
お願い。誰か…助けて…
私は何度も心の中でつぶやいた。
すると…
颯「伊藤！！」
真「A！！」
部屋に二人の男が入ってきた。
颯と真…！！
私は二人を見てとても安心した気持ちになった。
恭平「お前ら…ここに来たってことはわかってるだろうな…？」
恭平がカッターナイフを二人に向けた。
A「恭平！！もうやめてっ！！」
私は恭平に向かってさけんだ。
でも…今の恭平の耳には届かない。
A「やめて…お願い。恭平…」
恭平「うるせぇ。お前が…俺以外の野郎に…痕をつけられたのが原因だろ…？」
恭平は私をにらむ。
颯「…そんなことで？」
恭平「はぁ？」
颯「そんなことでAを追い詰めたのかって聞いてんだよ！！」
颯は恭平を壁にたたきつけた。
恭平はカッターナイフを持ったままなのに…
A「颯！！」
悲鳴に近い声を上げる私。
颯「そんなことで伊藤に恐怖心を抱かせるなんて…」
すると颯は恭平の耳元で
颯「彼氏失格だな。」
と言うと私の元へ戻ってきた。
恭平はなんだか魂が抜けたように壁にもたれかかったまま。
A「颯…」
颯「帰ろうぜ。」
きびすを返す颯。
恭平「A。」
恭平が私を呼ぶ。
私が振り返ると恭平は
恭平「俺…Aのことが好きすぎて…どうしようもないんだ…」
さっきと違う小さく頼りない声で言う恭平。
恭平「好きすぎて…あんな行動をとってしまう…俺は…」
反省してるんだ…
恭平も。
私は恭平をそっと抱きしめて
A「平気だから。安心して。」
とつぶやいた。
まさかこれがまた悲劇の元凶になるなんて思わなかった。
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晴れの空(プロフ) - 咲夜さん» 友達にですか？！嬉しいです…！！ありがとうございます♪本当ですか？！バッドエンドで…すみません＞＜ (2014年1月23日 19時) (
レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 友達に勧められて読んだのですが、めっちゃいいな話ですね！！ (2014年1月23日 19時) (レス) id: 838c9b4ddb (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 姫香さん» ありがとうございます！！いつになってしまうかわかりませんが作れるように頑張ります！！フロチャとかそういうのじゃないほうがいいですかね…？？ (2013年12月27日 17時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
姫香 - あなた様にリクエストしたのですがいいですか？リクエストというのは、イケメンがいっぱい出てくる、お話を作ってくれたら嬉しいですm(。≧Д≦。)m (2013年12月27日 16時) (レス) id: 802d63f5dc (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 苺ちゃんさん» 初めまして！！本当ですか？！ありがとうございます！！更新、頑張っていきますね♪ (2013年10月21日 15時) (レス) id: a874ec453e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴れの空
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/
作成日時：2013年8月11日 17時
