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『ご、ごめんねシャオロン…落ち着いた？』
「………ん。」
先程までくそ、くそ、と言いつつ鼻をズビズビしていたためこのまま帰らせるのもな、と思いベンチまで引きずって宥めていた。
声をかけると拗ねたように口を尖らせながらも渋々反応する。
うん、とりあえずは帰れそうかな。
じゃあ帰ろっか？と聞くと思っていたよりも反応が悪く、ただただ流れる川をじっと見つめながらポツポツと話し始めた。
「…俺、高校入ってからよう叱られとったんやけどさ。」
『ん？まぁケンカとか番長の子分やってればそりゃね。』
「あんたそんな事まで知ってんねや。」
『そ、それはまぁ周りの先生方とか生徒の噂でね！』
あっぶな、調べまくってるのを自らバラすとこだった！
シャオロンはというと、特に疑う事もなく納得してくれたらしい。
ちょろすぎか
「ただ、あんたみたいに一緒に遊んだり、俺の仲間を大事に考えて叱ってくれる奴なんておらんかった。」
どいつもこいつも頭ごなしに俺を否定するだけやったわ
そう言った彼の瞳はどこか悲しげだった。
話によると、今遊んでいる友達は小学生時代からの仲だったが、親のせいで自分だけ別の高校に進学されたとか。
まぁここまでは予想通りだった。
ただ、起業に成功した親は変わってしまったらしく、中学の頃の友人といると周りからの評判が下がる、という理由で会うのすらやめろと言われたらしい。
遊ぶ人すら選ばせて貰えない事に憤慨した彼は、ワザと間違えた道を選んで反抗したのだろう。
電話越しに聞いたクソ親を思い出し、心底腹が立った。
『そりゃ反抗したくなるよね。』
「…は？お前教師なのに何言って、」
『今は教師だけど、私も高校生の頃は反抗しまくってたよ。』
え、何でそんな目で見るの。
君も現在進行形で反抗期してるじゃん！
「今の俺みたいになっとっても教師になれるんやなw」
『あ、今馬鹿にしたな！？なめんなよ教師！』
「こんな煽りに乗るとか雑魚乙ww」
さっきまでぴーぴー泣いてたくせになんだこいつ！
そっちがその気なら乗ってやるわ！
『煽る事しか能がない脳筋スポーツマンが！』
「あぁ！？中学ん時は赤点一個も無かったわ！」
『去年赤点だらけがイキるな！』
「おま、何でそこまで知っとんねん！」
『そりゃ大切な生徒の1年目だからに決まってるでしょ！』
あ、これ煽りじゃない…と思った瞬間、弾かれるように立ち上がったシャオロン。
「なら、中間で見せたるわ。」
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狸(プロフ) - フラスコさん» 鼻血拭いてくれた…ママっ！！！(((は？)最近寒くなって来てるので体調にはお気をつけながら更新頑張って下さいね！無理して風邪ひいたりしたら大変なので！走り抜けるのを応援します！ (2020年12月10日 21時) (
レス) id: 73e2984c97 (このIDを非表示/違反報告)
フラスコ(プロフ) - 狸さん» ありがとうございます鼻血吹きます（フキフキ）手を止めきらないように走り抜けます！コメント感謝です！！ (2020年12月10日 20時) (レス) id: 3b8f60e517 (このIDを非表示/違反報告)
狸(プロフ) - いやもう最高です(鼻血)不快なんてとんでもない！逆にふんふんしてます(キモ)これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年12月6日 21時) (レス) id: 73e2984c97 (このIDを非表示/違反報告)
おーいお茶ゃゃん - 私も大好きだぁー。これからも頑張ってください！応援しています！ (2020年12月3日 21時) (レス) id: 8cbf6f4060 (このIDを非表示/違反報告)
漣(プロフ) - 良いぞもっとやれ!青春楽しんでいけぇ!? (2020年12月3日 18時) (レス) id: 2c758a340b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フラスコ | 作成日時：2020年10月31日 12時
